奄美:夏の本気 F-Day

Canon EOS Kiss X5+Tamron SP AF90

  • ストロボ:絞り優先モードF11〜F13、露光1/200固定、ストロボ+2、ケンコー影とり、ISO-AUTO
  • 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/1000、ISO-AUTO

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さて今回の奄美フルコース、メインはフェリベニとネキからお選び頂けますが、どちらになさいますか?ということで今や採集禁止で撮り専の独断場となったフェリエを狙うことにしました。条例に違反し採集すると最大50万円の罰金。しかしこの手の虫は採集熱が加熱し違反覚悟で発生木を根こそぎ持ち帰る輩が出てもおかしくない状況です。なので不本意ながら棲息環境に関することは伏せます。
今回参考にしたのはこの本。まさにベニボシ狂騒曲といった趣きです。若い人の中には、こういう派手なことするから規制になったんだろ老害、と言う人もいるでしょうが、明日は我が身の西表、と心得ましょう。

ベニボシカミキリの世界 (月刊むし・ブックス)

ベニボシカミキリの世界 (月刊むし・ブックス)

幸か不幸か、ベニボシ探しはひたすらルッキングしかないので、ネット使えなくても撮影には関係ありません。
ちなみにこんなのも買いました。非常に軽いです。しかし足首にはすき間ができ、また腕をかまれたらおしまいです。でも普段の遠征でも斜面徘徊すると脛をいろいろぶつけて傷が耐えないので、そういう時使うといいかも。紹介文は機械翻訳で意味不明ですが、米amazonでの評価は非常に高いです。
ForEverlastスネークガードシールズ

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Day F-1

昼頃、低空飛行してるベニカミキリのようなものを発見。ベニ、いないし。モンクロ、ムモン、いないし、モウセン、ちいさいし、、あ!!!
手で優しくプッシュして着地してもらう。キター!

フェリエベニボシカミキリ★


Day F-2

シイ系の葉裏でオス発見!時刻は10:30。


11:30 葉の表に移動。

12:00 近くの立ち枯れに移動。そして別のオスも飛来しバトルの後、離れた場所でそれぞれメス待ちを開始。ちなみに羽脱孔は見当たらない。去年か今年に丁度いい古さになったということだろうか。ちなみに孔だらけの木も多いが、どれも古過ぎる。今年出た証拠である、木屑がある木は見付からなかった。



あとから来たオス。ちょっと小さい


体を持ち上げ、触覚を広げてメスの匂いを探る。たまに匂いを感知したのか、盛んに歩き回って隣の木に行ったりしたが、また戻ってきた。
ちなみに何メートルか離れた場所にメスが来た時点では動きなし。産卵木に飛来した段階で追尾するのだろう。


近くの生木に飛来した個体。どこかへ行った。



13:15 産卵木に飛来したメス。ここで2オス激しく歩き周る。

初めにいたオスがゲット!
あぶれたオスは戦いを挑むことなく、ひたすら別のメスを待っていたが飛来せず、むなしく15:00くらいまでいた。



14:40 産卵を終えて飛び去り近くの葉で休憩するメス。


総括

今度はフェリエのつかない奴を狙おう。今回の観察はだいぶ参考になった。