★フタスジカタビロハナカミキリ@2236

Canon EOS Kiss X5+Tamron SP AF90

  • ストロボ:絞り優先モードF11〜F13、露光1/200固定、ストロボ+2、ケンコー影とり、ISO-AUTO
  • 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/1000、ISO-AUTO

クリックで拡大。★は初見。

林床にひっそりと咲くヤマシャクヤク。その花の中に、クリーム色の丸っこいカミキリが住んでいるという。通称「キマル」

兵站

たけそーざんCar 高速+ガス 0.7万/2

環境

今回探索する棲息地は、いわゆる自殺の名所。迷わないよう、地図とGPSで万全の体制で挑みます。
人の手が入っていない原始林をしばらく道沿いに歩くと、下草の多い斜面を発見。針葉樹植林で林床は落葉でフカフカヤマシャクヤクを鹿が嫌うせいか、下草はヤマシャクヤクが多いです。
ところで今回の場所は、自分らは撮影のみなので関係ないですが、地図的には国立公園の特別保護地区かどうか、環境省のPDFでは解像度が悪いためはっきりしない。しかしこのエリアの保護の理念は特異な地形や植生の保護であり、植林帯を保護地区にするとか、保護地区を植林にするとか、どちらもありえないので、外れていると考えられる。ただし植林の上も下も確実に保護地区なのでご注意。違反すると6月以下の懲役または50万円以下の罰金。

花発見

時期的にはドンピシャだったようだ。例年よりすべて一週間早い。


食痕

リーチ!


発見なるか!?

このへんの探索はたけぞーさんの記事の方が面白いので、詳しい記述はお譲りします^^http://iloveinsect.blog.fc2.com/blog-entry-73.html

フタスジカタビロハナカミキリ★

数十の花を覗き込み、ついに発見!
写真ではこのような光景を何度も見ているけど、やはり自分の目で見ると感動。



転戦

撮影を終えて車に戻る。まだ10時にならない。ヌルだった時の Plan Bとして用意していた林道に突撃。目に着いた花を掬います。ズミがあちこちで咲いていた。掬ってみると

アカイロニセハムシハナカミキリ★

捕獲後撮影。うーん、いい朱色だ。
他にガマズミの花でホンドアオバホソハナなど。

土場出現

大規模な間伐による土場を発見!シラビソかな?針葉樹の匂いが充満し、頭上ではハルゼミが大合唱。

ホンドニセハイイロハナカミキリ

大量に材についていました。


モア土場

最初の土場は、「ふっ、四天王の中では一番の小物」という感じで、さらに大規模な土場が5つくらいありました。うひょー。
しかしながら、どこもラギウムしかいません。まあ時期的にそうかもね。看板によると、6/30まで間伐作業を行うとのこと。材も徐々に搬出されるでしょう。せめて7月まで残っていれば、いろいろ楽しそうなんですが。。。日曜以外は作業している可能性があるので、避けたほうがいいかも。ちなみに去年の夏に大量伐採されたモミは全て搬出されてました。

このへんで記録があるカミキリで針葉樹喰いはこのへん。xは可能性低い、xxは可能性かなり低い。

  • 6-7 ヘリグロアオ
  • 6-7 アラメ
  • 6-9 ミヤモモ
  • 6-9 xx ナカバヤシモモ
  • 6-9 x ホンドヒメシラオビ
  • 7-8 x トドマツ
  • 7-8 xx ミドリヒメスギ
  • 8 x ムナミゾ
  • 8-9 ゼブラ
  • 8-9 イガブチ
  • 8-9 シロオビドイ

ダンダラカッコウムシ★