グレート菩薩2014

今週は遠征無しなので昔話など。

去年は菩薩の土場で美味しい思いをした人が多かった。ここにいたカミキリは、一人だけが見つけた種類も含めると、オオアオ、ムネモンヤツボシ、クリイロシラホシ、ヘリグロアオ、ヒゲナガシラホシ、キモンハナ、ヤマトキモンハナ、クビアカハナ、シナ、カラフトヒゲナガ、などなど。

土場にあった広葉樹は、近くで林道の支線を新たに作っていて、そこで伐採された材だった。90%がカラマツだが、たまに広葉樹も混ざっていて、カラマツは順次搬出されていったけど広葉樹はある程度貯まるのを待ってから多分パルプ工場へと移送されてた。なので月替わりくらいで色々な種類の広葉樹が置かれることになった、というのがフィーバーの原因であった。

というような話は半分はネットで工事の仕様書を見つけて分かったこと、半分はペンションで渋滞回避のため夕食を食べてSさんからうかがったこと。自分は6月くらいにたまたまこの土場を発見したけど、それは丁度林道工事が始まって一週間くらいの時だったようだ。シーズンの早い時期はボウズ覚悟でいろいろ流してみるといいのかもしれない。今年は富士山麓の蔓フィーバーを見つけたし。

まあしかし甲信地方の山中で土場があったら90%はカラマツ。来るカミキリの種類は限られる(ヒメマル、オオマル、ピニボラ、ラギウム、ヘリグロアオ、シラフヒゲナガ、ヒゲナガ、ドリス、ヒゲナガモモブト、もしかしてカラマツ、トドマツ、ミノール)。また断面に青チョークで直径が書いてあったら数ヶ月で撤去されると考えていい。