南ア乙女を求めて

使用機材:https://ita.hatenadiary.jp/entry/20180816/p2
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今シーズン二回目の南アルプスです。二週間前に2400mの山に行き、あと一週間くらいでハイマツの花が咲きそうなのを見ました。先週はパキタなど狙ってたので2400峰は狙えず。今週は3000m峰を狙います。時期はちょうどいいはず。だいたいハイマツ帯は特別保護地区でルッキングのみとなるんで厳しいんですが、2700m付近で保護地区を外れた場所を見つけました。過去の記録はありませんが探索します。コースタイム的にはギリギリですが時間があれば百名山のピークハントも。
甲府朝4:30のバスに乗りますが、山の日を含んだ三連休初日。なんかヤバそうな予感がします。
甲府に最終電車で0:30着。案の定バス乗り場付近にはザックを枕に野宿している人が多く見られます。近くのビジネスホテルを2つほど訪ねるも、どこも満室。3時間程度ならいいや、と信玄公の像の横で仮眠することにしました。うぇーい系の人たちが駅前で騒いでますが、暑さも蚊も特になく割と眠れました。
暇なんで3:30頃に起きてバス停に行くと、すでに20人くらい並んでいます。そのうちバス会社の人が来て、順番にザックを並べるよう指示。警察官も4人くらい来てパンフを配ってました。結局バス5台の大集団となりました。バス会社も慣れたもので、臨機応変に対応してくれていました。
スタート地点には7:30ごろ到着。すでに2000mあります。天気は快晴。いちおう近くのショウマを見てみましたがピドニアはかなり減っていました。あとはガスが出なければいいんですが。

ワルサワダケノミハナカミキリ

ワルサワダケヒメハナカミキリ(旧)

標高上げると普通種になります。

キタクロハナカミキリ

クロハナカミキリ(旧)

今回最も多かったです。日差しでギラギラ。このへんは胸が赤いのは全くいません。

ルリハナカミキリ

こちらもギラギラ。

シナノヒメハナカミキリ

日向の花で動き回るのでこれしか撮影できず。オスはまだいい生態写真撮ってないんですが、今回のメインターゲットではないので切り上げて進みます。

クモマハナカミキリ

鹿防護柵が随所に設置され、フウロソウをよく見かけました。おそらく一度は壊滅したのだと思います。柵のない北岳鳳凰では全く見ませんでした。
フウロソウに依存するトホシハナカミキリはまだ復活していないようでした。代わりにクモマやキタクロハナが多かったです。

ハイマツ

まず2700mの特保外エリアへ。ハイマツはあるけど花がぜんぜんありません。低いと鹿が食べてしまうのかな。次に山頂へ向う七号目付近。樹林の中に花の多い株を発見。花粉はベストなタイミングです。
テントウムシの蛹が見えます。ダイモンかな?探したけど成虫は見つかりませんでした。

山頂

適当に撮ったんですが、なかなかいい写真になりました。
今回は途中でずっとオトメを探して見つからず。山頂へ行く時間はなくて下山しました。
来年はとりあえず虫は二の次にして頂上を踏みます。

下山

最終バスに余裕を持って下山開始したので、コメツガ立ち枯れを探してゼブラ探索にスイッチ。気合ゲージが下がり、だらだらと探しながら下山しますが見つからず。結局虻蜂取らずとなってしまいました。来年は山小屋泊も念頭にいれてじっくり挑みたい。近くでサハリンなんかも記録あるし。