南ア

使用機材:https://ita.hatenadiary.jp/entry/20180816/p2
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さて御三家の最後、シナノヒメハナを撮影するための最終手段、ド鉄板産地にやってきました。それだけでは面白くないので、オトメクビアカハナの南ア亜種も探します。まずはオトメの記録がある2400mの山を目指します。このあたりではハイマツがもっとも低標高にある山。

シャクナゲ

峠周辺の特保エリアに入るとシャクナゲの花が多く咲いてました。

ハイマツ

峠の前でもハイマツあり。しかしまだ花粉が飛びません。一週間くらいフライングだったか。たしかにこの辺でのオトメ記録はいまの時期くらいで、今年は花が遅いので計算するとそうなる。

ワルサワダケヒメハナカミキリ(旧)

ワルサワダケノミハナカミキリ

2300mを目安に増えてくる感じですね。

クモマハナカミキリ

NEED ID

ツマグロかなぁ。

K山山頂

ガスってます。あと30分くらいか。ハイマツも咲いてないし、ピークやめ。

ダケカンバ立ち枯れ

かなり戻って発見。タカネのメスいないかなぁ。

タカネヒメハナカミキリ

と思ったら根際の苔にオスを発見!せっかくなので追跡してメスまで案内してもらおう。

五分ほどすると1~2秒だけ飛んで1mほど離れた別の場所に移動する、という行動を繰り返していました。これは針葉樹幼木の葉の表側にいるところ。
花で栄養補給しないんであまり飛ばないんでしょうね。

ダケカンバ立ち枯れの幹、1mほどの高さ。こうなるとかなり見つけ難い。

遠目にはこんな感じで、一度目を離すともうわからない。


首を傾げ、長い触覚を風になびかせてメスを探しています。20-30分くらいは観察してたでしょうか。結局メスに導いてくれることはなかった。シナノ気になるので切り上げ。


シナノヒメハナカミキリ★

ショウマの花で発見!黒くて大きいので目立つ!特保は外れたので念のため掬ったけど落ちない。花を引き寄せて撮影。

ホクチチビハナカミキリ本土亜種★

やりぃ。これも亜種自己初。北海道ではあちこちで数が多いけど、ここも結構な数がいました。上翅の茶色い部分は少ないですね。お尻が茶色いのがチビハナとの区別点。ちなみにチビハナも多く混棲している。


シナノヒメハナカミキリ

ショウマの花で発見。上翅先端に鳥の足みたいな模様が。どうも濡れて一部が黒くなってただけのようでした。フイリやシナノのこの部分て透明になってます。

シナノヒメハナカミキリ

こちらは確保したオス。

ダンダラコメツキの一種


終了

とりえあえず鉄板のシナノ、目標クリア。タカネの生態を撮れたのはラッキーだった。オトメはまた花の時期と天気が難しいなぁ。