Canon EOS Kiss X5+TAMRON SP 90mm VC USD
- ストロボ:絞り優先モードF11〜F13、露光1/200固定、ストロボ+2、ケンコー影とり、ISO-AUTO
- 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/1000、ISO-AUTO
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背景
さて今シーズンも最終戦に突入。標高と北緯を上げてラストスパートです。
ラス前の金曜、気になっていたsuzukiiことシナノヒメハナを再度狙うため季節の遅い上高地に出撃しました。この時期夜行バスがすぐ満席にになり乗れないのですが、フェイントかました台風のおかげで晴れの日にキャンセルが出て乗れました。
suzukiiは北アでは唯一このあたりで記録があり、具体的には徳本峠のあたりで8/6の記録があります。ここはナナカマドが咲いている季節に来たことがありますがハチやハエしかいなくて落胆したことがあります。一方で谷の反対側の岳沢小屋は同じ標高だけど7月末に登った時はピドニア天国でした。ここでフイリも撮影したので、まあsuzukiiもいるだろう、徳本で8/6なら岳沢で8/10でもなんとかなるだろう、と推測しました。標高は2200m、針葉樹原生林です。もう最近はこの針葉樹原生林の魔力に取り憑かれている感じです。島島谷〜徳本での記録が多いのは、どくとるマンボウ昆虫記にもある通り、昔はこのルートが上高地へ至る主要な方法だったから。また徳本までは特別保護地区から外れているというのもある。そこから先は採集禁止。
その他のターゲットとしては、以前トホシカミキリを撮影したドロノキ倒木で天気が良ければ学名kamikochiana、エサキキンヘリタマムシを撮影したいな、と。山梨で撮影したことはありますがすぐに逃げられたので。カミキリほど季節がシビアじゃないだろうとの推測。さらに柳食いのクロコモンやスジバナガなども。
アサマヒメハナカミキリ
セリなどはぼちぼち咲いていますが、ピドニアの数と種類が圧倒的に少ない。いるのはニンフホソハナばかり。ガーン。作戦失敗。
ピドニアはいてもアサマらしき奴ばかり。
初めて栂池で盆過ぎにアサマを見た時はうれしかったんですが、なんというかシーズン終焉を告げる黙示録の騎士みたいな存在ですね。標高上げてもシーズン末はこればっか。
下山
花畑を含めて往復5時間ほどかかってしまいましたが、出発が6時なのでまだ昼前。ドロノキへ向かいます。
キベリタテハ
何か発見
タマムシ大の甲虫が飛ぶのを発見。着陸した枝をよく見ると・・・
結局
トホシがまだいるのはうれしい誤算でしたが、本体の目的であるエサキンは発見できず。
さすがの上高地でも直射日光で結構暑く、疲れたのでサハリンらしき孔で張り込み。しかし何も来ませんでした。
なんの孔なんだろうなぁ。サハリンだとして時期は7末のほうがいいのかな。