Canon EOS Kiss X5+TAMRON SP 90mm VC USD
- ストロボ:絞り優先モードF11〜F13、露光1/200固定、ストロボ+2、ケンコー影とり、ISO-AUTO
- 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/1000、ISO-AUTO
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あまり面白いピドニアいなかった、という報告です。
標高2000以上に行くと妙なピドニアがいる、ということがよくあり、自分でも経験して来ました。北アの色の薄いムネアカヨコモン、南アの赤っぽいオヤマメス、御嶽山の微妙なヤノ系など。あとどこかないかなと探し、八ヶ岳はかなり調べられているので北富士に行ってみました。7/10からスバルラインもスカイラインもマイカー規制なので駆け込み。
ただ、他の山と違い富士山は種分化の時間スケールで見ると非常に若い山(なだらかな山容もそのため。100万年もすれば富士山も峻険な山になるはず)。氷河期の生き残りが2000m帯にいるという状況ではなく、普通ならいるはずのニセフタオビがいないとか、ムネアカクロハナが2200mにいたりとか、ちょっと違います。しかしフジヒメハナ、フジドイなど妙な名物もいくつかいるのが不思議な所。以前8月上旬に富士五合目に行った時は、シャクナゲが終わっていましたが、オンタデにわんさとカミキリがいて、キイロトラが全部白タイプだったりとか、ちょっと面白かったのでシャクナゲが咲いてるだろうこの時期に来てみました。
結果からいうと、つまらんかった。普通のしかいない。変な個体変異もなし。
ホソガタ、ヨコモン系、オヤマ、ナガバ、フタオビが多い。たまにブービエorカクムネ。フジもこっちで記録あるが発見できず。
オンタデ、シャクナゲは奥庭で咲かけ、五合目ではまだ。五合目はナナカマドが多く一本だけ咲き残り。しかし掬わないと見えないし奥庭以上は特別保護地区で掬えないのでダメ。シャクナゲやオンタデは生態写真が狙える。
四号目でショウマが多かったので掬ってみる。三号目はシナノキが満開。