表富士リベンジ

Canon EOS Kiss X5+Tamron SP AF90

  • ストロボ:絞り優先モードF11〜F13、露光1/200固定、ストロボ+2、ケンコー影とり、ISO-AUTO
  • 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/1000、ISO-AUTO

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兵站

電車秦野まで往復0.2万,軽自動車半日0.6万,ETC 0.2万,ガス0.1万

梅雨の中休み!前回はちょっとフライング気味だったかもしれないが、今回は季節、天気とも文句なし!
まずブナ林で前回みつけた花の場所へ記憶を頼りに到達。カマツカが満開です。しかしカミキリあまり入らない。入ってもたまにニセヨコモン。狙いのフジヒメハナに似てるのでまぎらわしい。

タンナサワフタギ

GPSにメモした立ち枯れ2本と、新たに見つけた一本を巡回。

ヘリグロホソハナカミキリ★

今日発見した木で、午後1時くらいに発見!オスのようで、木を上下に歩き回ってメスを探しているようです。


亜高山帯

次に標高を上げます。ナナカマドがそこここにありますが、全く咲いてません。ちと苦しい。

アラメハナカミキリ

きったぞ〜きたぞアラメちゃん!まだ咲いてないナナカマドの下を歩いてました。

ヤマザクラ

数は少なく、花は高いけど掬って見ます。

フジヒメハナカミキリ★

メスです。下から持ってきたナナカマドの花でやらせ撮影。肩の部分がタンクトップのようで、首と肩にあたる部分だけ黄色いので一見してヨコモンより黒い。
追記:カブトムシのツノ形、といったほうが分かりやすいかも。

別個体。斑紋変異がありますね。

生態写真もとれた!

ニセヨコモンヒメハナカミキリ

比較用、メス。全く違います

ここでカミキリ屋さんに遭遇。垂涎もののカミキリの写真を並べてあるHPを以前見て涎をたらしていたんですが、そこのオーナーさんでした。

フジヒメハナカミキリ

オスも掬って入った。こちらはヨコモンと区別つきにくい。


ニセヨコモンヒメハナカミキリ

比較用のオス。違いは、S紋がフジは基部にむけて広く薄くなるのに対しヨコモンはちょっと太くなってから細くなる。また後方の横帯はフジがより後方にあり水平。

こちらが原記載論文。斑紋に関する記述はエリトラ云々以下の部分。一度辞書引いて読んで見ると、Lm紋とかの語源が分かっていいですよ。

https://projects.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=26886&file_id=21&file_no=1

Pidonoa sp

ミヤマかツマグロ。ブナ帯。

Pidonia sp

ミヤマかツマグロ。ブナ帯。
たぶんどちらもツマグロ。過去にミヤマとしていた撮影分を再検討し、ブービエorカクムネに変更。
ミヤマは差し戻しで未見となった。

ヘリグロホソハナカミキリ

夕方にまたチェックしてみました。おお!3個体発見!

ペア


総括

狙いの表富士名物をどちらも撮影できて最高でした。

ケヤキ葉、シラホシキクスイカミキリ食痕

おまけ。シラホシキクスイカミキリを飼育してみた結果。穴があくほどは食べなくて、支脈が時間とともに変色する程度のようです。そして予想通り若い葉を好む。ちょっと高いところにあると確認は難しそう。