Canon EOS Kiss X5+Tamron SP AF90
- ストロボ:絞り優先モードF11〜F13、露光1/200固定、ストロボ+2、ケンコー影とり、ISO-AUTO
- 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/1000、ISO-AUTO
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作戦
菩薩方面へベテランAさんとカスガキモン狙い。二人ともこれを落とせば東日本のサペル(ジュウモンジ除く)を制覇という状況。春にクマシデ部分枯れを材採しましたが乾燥していてスカ。その時に枝を一本トラップとして切っておいときました。時期的には出始めというところですが、はたして。
クマシデ
とりあえず掬うもヌル。何箇所かポイントはあり、巡回して掬うもヌル。材にもいない。
クモノスモンサビカミキリ
ニセビロウドカミキリ
ツルウメモドキ?から
花掬いに変更
栗の花が低い所は咲き終わり。標高上げて掬う作戦に。しかし上の方は栗がない。一番上まできてしまった。こうなったらついでにソリダに挨拶しておこうと。
グレートシナノキ
自分の仲間内でグレートシナノキと呼ばれ(というか自分が命名した)、ここ数年、多くのサペルを恵んできてくれた木にご案内。ここでAさんから衝撃の一言。「これオオバボダイジュだね」
Ω ΩΩ<『な、なんだってー!』
道理で花が咲かないわけだ!時期的にサペルはいなかった。クリイロチビケブカ少々。
と思ったが、二年前の同時期には常連を一通り掬っているな。周囲の伐採から時間が経って発生木が無くなったか。結局周りを見ろということか。
ルリボシカミキリ
オオバボダイジュ倒木にいた。ロザリアちゃーん。奄美では赤いお友達にお世話になりました。
栗
今まで気がつかなかったけど、なんとこの周囲では栗がたくさん咲いていた。Aさん掬ってヤマトキモンハナとカタキハナ。さすが。
イタヤ
去年の8/10頃にいた柳を見る。粉はたくさん出ているが成虫の気配まだなし。
根性試しのハリギリ
林の中のハリギリは20mくらいあって葉を掬えませんが、林縁だと13mくらいで、9m竿を目一杯使うと半分くらい掬えます。この絶妙な高さが曲者で、腕を目一杯伸ばせばあと一枝余計に掬えたりするので、そうするととても疲れます。
疲れると掬いが雑になりがちですが、そこで堪えて丁寧に一枝一枝掬っていると、
メインターゲット
なんだかんだで夕方に。またクマシデを掬います。
本当にクマシデ掬いで入るのか不安になりますが、S荘で常連のKさんにお会いし、去年掬いで得られた状況を伺う。目視でいるのを見つけられたんだとか。やはり掬うしかない。
東日本最後のサペル、カスガキモン、カスガキモン、カスガキモンをよろしくお願いいたします。最後の一掬いまで全力を尽くします。カスガキモン、カスガキモンをよろしくお願いします。最後のお願いに参りました。まぎらわしいシナノクロフさん、ありがとうございます。カスガキモン、カスガキモン、カスガキモンです。・・・
入りませんでした。「虫はなかなか思い通りにはいかないね」とAさん。いやはや全く。
でもAさんはクマシデ枯れ枝からゴイシモモブトを得ておられた。さすが。
反省点として、シデは掬うと周囲の広い範囲の枝が揺れる。目視でまず探すか、飛ぶのを見逃さないことが必要かも。あとサワグルミ、ミズナラなんかの倒木もチェックする。
一日目終了
Aさんを駅にお送りして自分は二日目のエリアへ移動。
ミヤマカミキリ
自販機の下で二匹が狛犬のように。
タカネ
まず車で寝て、薄明るくなる4時に登山開始。でもすぐに明るくなります。夜行性なんじゃないかと考えたタカネヒメハナを薄暮に狙う作戦、失敗。記録のある場所に着いたのは朝7時くらい。ホストのダケカンバ衰弱木を二本ほど発見。周辺を探すもヌル。樹齢を重ねたダケカンバは樹皮がミズナラのようになる。おそらくそういうのに寄生するんだろうと推理。
キヌツヤハナカミキリ
移動。ミズナラの立ち枯れを見ていて発見。寝不足と高度でふらふらしてきたので下山。
しつこくクマシデ
このエリアもクマシデの場所をいくつか把握済みなので掬ったり枯れ枝を折ってみたり。しかしヌル。ここで時間切れ。
初めての山で、初めてのカミキリを探したので、ヌルだったけど面白かった。