東京の山

Canon EOS Kiss X5+Tamron SP AF90

  • ストロボ:絞り優先モードF11〜F13、露光1/200固定、ストロボ+2、ケンコー影とり、ISO-AUTO
  • 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/1000、ISO-AUTO

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奄美の日記に、アトモンチビ未記載種について追記
http://d.hatena.ne.jp/ita/20170701

奄美で毎晩、タブ倒木でカミキリ祭りを見ていたので、東京でも仕事終わってから「奄美関東支部」こと三浦方面に夜出かけて見ました。しかし、いい倒木がなく収穫なし。

ケブトハナカミキリ

夜行性らしいので、以前掬って見つけた木を見に行きました。お、発見!しかし枝にいるだけで面白い生態は観察できず。


7/8-9

いろいろな目的を持って都内の山へ。一日じゃ足りず連荘になりました。まずナカバヤシモモブトの記録のある山にアサイチで出かけて松を掬う。ヌル。ちょっと松が少ない。ここはもう諦めよう。
次にン10年前はGの御神木だった木を見学。発生はしないけど、間違って来るやつとかいないかと思って。まあいません。Wikipediaを読むと、いろいろ処置をしていてもう無理だと分かるんですが。周辺の自然度高いエリアでウロのある木を探しますが、これも見つからず。すごく高いトチとかありますが、上がどうなってるか見えない。
次にいつものエリア。遠征をご一緒することがあるAさんにばったり遭遇。東京ソボリンがメインターゲットだそうで。
自分もミツバツツジは気にして見てたんですが、発見できず。
他に月むに出したヒトオビチビ記録の追加狙い。しかしシロオビチビも見つからず。
一番の目的はノリウツギにくるクスベニでしたが、これもだめ。ホソハナ系以外はまだ少ない。

ニセビロウドカミキリ


ノリウツギ

二日目のメイン会場。

コウヤホソハナカミキリ


ガリバホソコバネカミキリ

いつもの立ち枯れ

ミヤマホソハナカミキリ


タテジマホソハナカミキリ

明らかに寸詰まりな奴発見!どうだ?
写真判定の結果をお知らせします。にーてんぜろ、にーてんぜろであります!前胸も太い。
生態写真は初。


比較用、たけぞーさん撮影のまぎらわしい個体。2.1くらいですが、根元側が少し白いです。タテジマは先端側。また体型、特に前胸の太さの違いは顕著です。

ヨツスジハナカミキリ


ヒゲジロハナカミキリ


チャボハナカミキリ


トビイロカミキリ

配色的にいままでベスト写真かも。

クモノスモンサビカミキリ

いままで何回かクモノス狙いで探して見つからなかった場所。Aさんに「去年見つけたよ」と教えて頂き、この日も掬いで3exsいたとのこと。なんと。いると分かれば探すのは簡単。ちょうど4mくらいの場所の枝が折れて下向きになっている。細い部分を注意深く探し発見!

頭を下に向け、左右にゆするような動作が見られ、いかにも樹皮を食べていそうなんですが、うまく口元が撮影できませんでした。しかしこの写真を見ると、後ろの樹皮が「いま齧りました」て感じでささくれてます。おそらく間違いないでしょう。成虫越冬する個体もいるわけだから、たくさん後食しないといけない。氷点下で凍結しないよう、体液の糖類の濃度を上げて不凍液にする必要がある。