奄美:夏の本気 Day 1

Canon EOS Kiss X5+Tamron SP AF90

  • ストロボ:絞り優先モードF11〜F13、露光1/200固定、ストロボ+2、ケンコー影とり、ISO-AUTO
  • 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/1000、ISO-AUTO

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奄美は3回目。前の2回は「関東で4,5月に狙うカミキリなくなったから」という消極的な理由でしたが、今回はこの時期に奄美に来ることをまず決めてから他の遠征を考えました。梅雨が明けて奄美に生息するカミキリのほとんどが出現しはじめる時期です。この本気を出した奄美に対しては、こちらも奥義を尽くして立ち向かわねばなるまい。

兵站

飛行機往復バニラ3.1万、車4日3.1万、宿4泊2万、ガス0.6万

探索開始

空港から5:30ごろ出発。まずはいつも行ってる伐採地へ。去年は道端に伐採木がたくさんでオオシマミドリが乱舞してたらしいけど、一年経つと腐ってしまう。また直前に雨が降ったようで濡れている。とりあえず枯葉とか叩いていると、、

キュウシュウチビトラカミキリ奄美亜種★

なんとー!トラが落ちた。雨宿りしてたんだろうなぁ。しかし奄美ではクシャクシャになった軟らかい枯葉でない、硬い枯葉からは普通なにも落ちない。これ以降はアヤモンチビくらいでした。

伐採地到着

暗くなりました。LEDで照らして探していると、、、

ムツボシシロカミキリ★

おおー!ラッキー!どこかでガジュマルを探して掬おうと思っていたので、ここで発見できてうれしい。
イツホシシロの親戚。シロ系はいいですなぁ。首のあたりがレトリーバー犬みたいでかわいい

リュウキュウトビイロカミキリ奄美亜種★

前回フッケントラを見つけた倒木にて。クスノキ系か。神奈川には親戚のトゲヒゲトビイロが飛び地的に生息


別個体、捕獲後撮影。今回数が多かった。

ムネスジウスバカミキリ★

お、若干色の違うのが同じ木に。

おおー!ノルティア!胸の(|)マークがよいですね。ウスバといってもウスバカミキリとは遠縁でトビイロに近い

確保。めちゃくちゃすばしこいので焦る。

リュウキュウムナクボカミキリ

今回、灯火めぐりでは90%がこれ。マツがホスト。マツノマダラの影響か。

オオシマホソハナカミキリ★

なんと灯火で発見。ホソハナという割に大きくてヨツスジくらい。


ケブトハナカミキリ

なんとこれも灯火に来るんだ。三浦で見た奴よりかなり小さい。


オオシマドウボソカミキリ★

これも灯火!しかし傷みが激しい。ススキとか叩くと落ちるらしい。


総括

夕方からの行動でしたが、さすが本気の奄美、自己初6種を発見できました。
ちなみに土場発見の経緯を参考までに。去年の4月、何かのカミキリの記録にあった大字の場所を車で流して調べたんですが、その時に道に沿ってずっと松と広葉樹が伐採されてる場所を見つけて狂喜しました。でも季節と天気がよくなかった。たしたものは見つからず。その年の6月にそこを訪れた知人から、オオシマミドリ乱舞してたと聞いてムキーッて思ったのです。
そして今年5月。案の定伐採材は腐ってどうしようもなかったんですが、しつこくその先まで探してると小規模な土場を発見。夜にキイロミヤマ、昼にフッケントラなどを見つけて喜んだのでした。今シーズンはおいしいでしょう。来年は腐ってますが。