菩薩でフィニッシュ

Canon EOS Kiss X5+Tamron SP AF90

  • ストロボ:絞り優先モードF11〜F13、露光1/200固定、ストロボ+2、ケンコー影とり、ISO-AUTO
  • 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/1000、ISO-AUTO

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フィニッシュ何回目だよ(笑)。いや、狙いたいカミキリがまだいるもんで。あきらめたらそこでシーズン終了ですよby安西先生
狙いは今が旬なカミキリ、ゼブラことキジマトラとイタヤ。
イタヤに関しては今まで完全に勘違いしてて倒木を探していたが、生木に産卵しに来るらしい。もっと調べると、直径3-7cm程度で若干傾いたヤナギ・ハンノキの幹や枝の上面に好んで産卵加工するらしい。

菩薩で柳がある場所はいくつか記憶しており、まずはそこでじっくりルッキング。しかし産卵の痕跡がない。掬ってみるも入らない。これとか産卵加工なのか?(実はちょっと違う)


ひたすら柳

午前いっぱい探すも収穫なし。切り替えてゼブラに向かう。その途中、道路脇にしぬほど柳生えてるのが分かった。絞りきれない。道路をビーティングネット代わりにして叩くという方法を読んだことがあるのでやってみるも落ちてこない。産卵痕も見付からない。
ゼブラの方は、入ったこと無い林道を攻めてみたがカラマツばっかりで敗退。時間は4時になってしまった。
最後にオオアオの生態でも狙おうかとサワグルミの多い沢へ向かう。途中でまたヤナギがあり、いちおうチェック。
むむ!縦の傷跡にハエが来ている!新しいということだ。

生木なのに穴だらけ

直径5cm程度、斜め、穴や産卵加工らしきもの多数。これだ!今まで見ていた柳とは全然違う。しばらく観察していると、イタヤが歩いてやってきた!鼻血ブー!とりあえず捕獲。

イタヤカミキリ★

(捕獲後撮影)
やほー!触角が赤っぽく写る。見た目はそれほどでもないけど。そして結構大きい。
ゴマフキマダラと同じくらい?

イタヤカミキリ、ペア

その後、同じ枝で二匹いるのを発見。オスメスだったようですぐにタンデム。メスは上にいったり下にいったり。場所を探しているようだ。接写できる下の方へ来るのを待っていたが、3mほどの距離の所で産卵加工を始めてしまった。

イタヤカミキリ産卵加工


生態

30分ほど観察してたけど、枝の太さ的に、接写できる場所では産卵しないだろうと判断し捕獲に移る。しかしいくら枝を叩いても落ちようとしない。網でしつこく直接つつくとオスはポロリ行方不明、メスは上へ歩いて逃げてしまった。

生態写真は撮れなかったけど、生態自体はこの目でしっかり・じっくり観察できた。産卵加工中はよほどのことが無い限り逃げないようなので、低い場所で見つけさえすれば加工を始めるまで待てば接写は簡単だろうな。
今回はたまたま夕方に発生木発見、成虫発見だったけど、活動時間が夕方なのかどうかは分からない。やらせ撮影するために車のエアコン最強にして直接風を当てたけど、おとなしくならなかった。低温には強いらしい。北海道にもいるしね。
ヒメオオクワガタも同じように柳に噛み傷を付けて樹液を舐めるようだけど、穴の有無がおそらく見分けるポイントだろう。キツツキが開けるらしい。ヒメオオの傷ならカナブンや蜂なんかも寄ってくるだろうから遠くから目星を付けられそうだけど、イタヤのはそんなに樹液出ないので目視かな。
高尾山では少ないながら7月上旬に発見されている。一度発生木を探してみようか。イタヤカエデがあやしい。
こういう生木食いの発生木を見つけるのは独特で楽しいね。

ヒメコガネRGB

リョウブを掬って入った

NEED ID アオゴミ

たぶんコガシラ

小鹿

全く逃げない。