ネキ・コブ編

Canon EOS Kiss X5+Tamron SP AF90+テレプラスMC4 DGX:等倍〜1.4倍撮影

  • ストロボ:絞り優先モードでF13〜F16、露光1/200固定、ストロボ+2でディフューザー、ISO-AUTO
  • 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/750、ISO-AUTO

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サワフタギ

タンナサワフタギかも。沢山生えてます。いやーこれも去年は分からなかったな。こういう種類の木があってあれやこれやのカミキリが来ることも。
登山道脇が安全な場所を選んで分け入り立ち枯れを探していると・・・
サワフタギ or タンナサワフタギ

むむ

これは!
トガリバホソコバネカミキリ

ガリバホソコバネカミキリ★

よくみると合計5-6頭が一本の木とその周辺の地面で盛んに歩いてます。いわゆる「運動会」状態。うわー。しっかし、動作も含めてどう見ても蜂。キスジトラの蜂っぷりもたいがいなもんですが、これはもう変態。
トガリバホソコバネカミキリ

メス

トガリバホソコバネカミキリ メス
トガリバホソコバネカミキリ メス
トガリバホソコバネカミキリ メス
トガリバホソコバネカミキリ メス

オス、細いタイプ

トガリバホソコバネカミキリ オス 細タイプ
トガリバホソコバネカミキリ オス 細タイプ
トガリバホソコバネカミキリ オス 細タイプ
トガリバホソコバネカミキリ オス 細タイプ
トガリバホソコバネカミキリ オス 細タイプ
トガリバホソコバネカミキリ オス 細タイプ

オス、太いタイプ

トガリバホソコバネカミキリ オス

太オス攻め、細オス受け

メスが上?変だなと思ってたけど、両方オスでした。太いオスは近づく細いオスを威嚇して追い払ってましたが(縄張り?)、そのうちマウント。メスと間違えてるのか、力を思い知らせてるのか。なんなんでしょう。ずっとこのままで動きませんでした。



トガリバホソコバネカミキリ オス+オス


コブ!?

さて15:30くらいになってまだノリウツギも賑わってるけど下山せねばなりません。植林帯まで来てカメラをしまい、あとは下りるだけ〜と歩き始めた直後。登山道脇に落ちた葉っぱに何かいる。コ、コブ!?なんで!?
フジコブヤハズカミキリ

フジコブヤハズカミキリ★

うわーコブ初めて見た!かわいい!しかし、どうやってこういう状況に?
可能性の一つとして、山頂で「何採ってるんですか」「カミキリなんですよー。このノリウツギって花に(以下略)」みたいな会話を何度も何度もしてたんで、誰かがコブをどっかで見つけて、「この妙な虫、あの虫採りのにーちゃん喜びそうだから分かりやすいように置いとこう」てなことも考えられる。あるいはミヤマ採ってあげた善行に虫神様が褒美をくれたとか(笑)
エアリアマップによると山頂付近にスズタケが群生してるようなんで、秋に叩きに行けばいるかもね。

フジコブヤハズカミキリ
フジコブヤハズカミキリ
フジコブヤハズカミキリ
フジコブヤハズカミキリ
フジコブヤハズカミキリ
フジコブヤハズカミキリ

植生データ

「自然環境保全基礎調査 植生調査 環境省 自然環境局 生物多様性センター」のデータと登山道を重ねた図

  • 23:関東から中部地方の内陸部におけるブナクラス域下部の山地にみられる落葉広葉二次林。ミズナラが優占し、クリ、コナラ、ウリカエデ、ウラゲエンコウカエデ等が混生する
  • 73:カラマツ植林
  • 47:ヤブツバキクラス域上部からブナクラス域の山地の不安定な渓谷斜面に成立する落葉広葉樹の自然林。フサザクラが優占し、林床にタマアジサイが特徴的にみられる。亜高木層、低木層にはチドリノキ、ウリノキ、ミヤマハハソ等の落葉樹が生育している。サワグルミやケヤキの高木林が洪水で破壊された後に先駆的に成立する。
  • 10:ブナクラス域の太平洋側山地の尾根や岩角地に成立する常緑針葉樹・落葉広葉樹の高木林。高木層にはツガ、モミ、イヌブナ、アカシデ等が混生する。草本層のコカンスゲ、低木層のガクウツギ、ウスゲクロモジによって区分される。