東京都のホソクリタマムシ

使用機材:https://ita.hatenadiary.jp/entry/20180816/p2
クリックで拡大。★は初見。
ブナの梢掬いで得られるというホソクリタマムシ。標高1000mあたりの虫というイメージですが、東京都の唯一の文献記録は20年以上前に某お山で夜間にライト近くの木で偶然採れたというもの。時期は6月末で、ブナ帯では一般に7-8月に得られるのでかなり早いです。
ブナ帯でもまだ採集したことないのですが、こちらの記事を読んで、行けるんじゃないかと思いトライ
https://kontyuki.blog.fc2.com/blog-entry-405.html

まずは枯れた枝先を探しますが、なかなかそういうのはないですね。あと、このお山は大部分がイヌブナでホンブナは少ししかない。
まあイヌブナでも行けるんじゃないかな、と高い梢を掬ってみますがなかなか入らない。
色々探して、最近ちょっと衰弱気味なイヌヌナがある場所で掬ってみました。生木だけど枯葉が目立ちます。ちなみにブナはナラガレにはならないそうなので、たまたまなんでしょう。

ホソクリタマムシ

うおー!入りました。イヌブナでOKなんですね。前胸のモコモコ具合と、謎の文様が独特です。
大きさは米粒くらいかな。


移動

場所を移動して、別の目的であるアオダモを掬います。東京都で記録されていない、ニッカタ・コーヨーが見つからないかな、と。しかしこれらは山の虫のようで、平地ではどうも難しいですね。これに関しては後日登山で探しに行きます。
サドチビアメイロは網に入ったけど、うまく撮影できなかった。

クリタマムシ原名亜種

近くに栗の木が多かったので、孤立して生えてる、日当たり、風通しのいい樹を掬ってみたら入った。
ホソクリとの違いは、その名の通り太さとか、下から二番目の白い帯の波うち具合などですね。
こちらも前胸の造形が独特。