Canon EOS Kiss X5+Tamron SP 90mm VC USD
- ストロボ:絞り優先モードF11〜F13、露光1/200固定、ストロボ+2、ケンコー影とり、ISO-AUTO
- 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/1000、ISO-AUTO
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本日の目標:メディオ、クビジロ、アカジマトラ。
まずは目をつけていたモミの倒木。11時-13時くらいに周辺のモミの枯れた下枝なども見回りながらチェック。メディオ発見できず。前回は目より上くらいの枝にいたので、飛来して止まりやすいあたりを重点に探した。もうちょっと昼過ぎまで探したほうがよかったかも。
モミ大木の下枝を見上げていた時、オレンジで蜂とは違う何かが飛んでいた。その時は全く念頭になかったけど、もしかして、、、掬える高さだったので後悔。
次にツルウメモドキの枯れ蔓でクビジロを探す。いない。頭上高い部分が見えるように引っ張ったら、上の方が落ちてきて何本かの1mくらいの断片になってしまった。とりあえず飛来しやすいように&腐らないように、木に立てかけておいた。もっと先の細い枝にいて、そっちから降りてくるとしたら蔓だけじゃだめかもしれない。あと9月メインなのは標高1000m以上らしいので、ここでどの程度秋に出るのかは分からない。春前に一部持ち帰って出てくるのを期待しよう。
次に探すのはアカジマ。御神木が伐採の憂き目にあったので新規開拓。アカジマを探し始めた年は巨木に来るというイメージがあったので諏訪大社を4つ巡って巨木を眺めたりしてたんだけど、伐採された御神木は幹が50cm程度だったので意外だった。材採集された方の記事を読むと、普通にトラが好みそうな腕くらいの枯れ枝で樹皮がしっかり残っているものから出ている。エゾトラのように生きた巨木の樹皮に産卵するという訳ではないようだ。だったらそういう枯れ枝がついた木でルッキングすればいいわけだ。先週歩き回って、そこそこの太さのケヤキがそこそこまとまって生えている場所はいくつか見つかった。その中でルッキングしやすい場所でしばらく観察してみたが先週はナガゴマフがいただけだった。ちなみに確認のため開放で撮影したら色収差で赤く写り、ちょっとあせった。
その場所に着いてみると、なんと虫屋さん発見。こんな場所に来る人は相当この山を知ってる人だ。お話を伺うと、なんと当blogに以前、この山でのシラホシキクスイの後食樹種なんていう誰も知らないような情報をコメントで頂いたYさんであった。お名前を伺って後になって気がついたけど、某カミキリ東京都初記録の方か!
しばらくして他を見回りに行かれたので一人でルッキング。飽きたらツルウメの場所まで往復してチェック。そうしてヒグラシのなき始めた16:30に、、
赤い点
おお!赤いぞ!わりと近くに見えたけど、9m竿を一杯に伸ばしたので8mくらい距離があったかもしれない。この距離で夕方に見つけるのは結構視力が必要。ちなみに自分、近距離視力は落ち始めましたが遠距離は裸眼で1.2(冬)〜1.5(夏)あります。
枝を若干手前に転がるのも計算に入れて網を慎重に配置。軽く叩くと、予想以上にコロコロと枝を転がった!どうだ!入ったか!
続行
戻られたYさんに成果を報告し、二人で追加を狙いルッキングを続けるが、追加はなかった。暗くなってきてから撤収。
Yさんには、いろいろとこの山での未発表の記録をうかがった。一部はそのうち発表される予定とのこと。楽しみです。
9月10日
前日にたけぞーさんからオオトラゲットというメールが流れ激震が走った。二匹目のドジョウを狙いEさんとその有名産地へ出撃。金曜に来た知人がベテランの方に会われて、「土日は二桁いくかな〜(採集者が)」という話をされてたと伺ったけど、その通りになりました。入れ替わりも含めて延べ10人くらいでした。しかし何人いても0は0。だめでした。Y県S町も多数採集者がいて全員ヌルとの情報。天狗山は複数とれたらしいので、まあ分かりませんね。統計的揺らぎの範囲でしょう。
アカジマポイントに転戦すると、Yさんに再会。二時すぎに1ex得られたとのこと。双眼鏡を使っておられました。なるほど!
この日も夕方までいましたが、追加個体は見つからず。うーむ、薄いですね。木が二本、枯れ枝10本ほどを一日見て0か1という程度のようです。
ヌルデ、イタドリなんかが近くで咲いていれば探しやすいし、立ち枯れなんかあればペタペタついてたりしますが、そうでなくてもチャンスは少ないけどアリ、て感じですかね。材で取ったことある人も、一度成虫探しをやってみるのお薦めです。