Canon EOS Kiss X5+Tamron SP AF90
- ストロボ:絞り優先モードF11〜F13、露光1/200固定、ストロボ+2、ケンコー影とり、ISO-AUTO
- 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/1000、ISO-AUTO
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去年からいわゆる有名産地を巡っておりますが、昆虫撮影を始めた時は高尾山メインでした(これまでの軌跡)。そしてカミキリに重心を置き始めてからずっと気になっていたメディオことヨツボシシロオビゴマフカミキリ。春と秋二度発見のチャンスがあり、ホストは分かりやすいモミで高尾のあちこちにある、ということで毎年のようにモミの倒木をルッキングしてったのですが毎年NULL。モミ枝の材採もやってみるも出てきたのはミドリとセミスジコブヒゲなど意外な普通種。そのうち遠征先でポエキラ、クリブラータという珍ゴマフ三兄弟の残り二人を発見。やはり最後のメディオは原点である高尾で見付けたいと常々思ってました。
関東のコブ系やアカジマなど秋のカミキリをほぼ制覇したことから、今年は高尾に連続出撃してメディオをなんとしてでも発見することにしました。
まず一日目、9/21。駅に着いて驚いた。行楽シーズンで劇混み、更に墓参りの人で超劇混み。
リフトなら空いてるだろうと考えるも30分並んだ。しかし発見もあった。モミの幼木は枯れた下枝があるが、成木も高いところには生木であっても確実に太い枯れ枝がある。メディオにしてみれば倒木に頼らなくてもそういう枯れ枝に産卵すればいいわけだ。そういう枝が台風や大雪で落ちてきたのを拾って材採するのが確実ということなんだろう。倒木があっても客をそっちに取られるので倒木であまり見ないんじゃなかろうか。(参考:甲虫ニュース86と93、ネット上で閲覧可能)
しかし最近は台風も来てないので伐採されたモミの枝を見て行くしかない。小さい枝のたくさん付いた倒木はあちこちで何本か把握しており、事あるごとにルッキングしてるけど今までNULL。今回も同様であった。だいたいは茶色い枯葉がごく僅かに残っていてブツブツのようなのも少し残っている倒木が多い。
二日目。成木の高いところにある枯れ枝を掬おうと長竿を投入。
ヨツボシシロオビゴマフカミキリ★
やった〜〜〜〜!!ついに、ついに!新成虫で毛並みもピンクっぽくて綺麗。
しかし今までさんざ見てきた枝とそれほど変わらない。何が違うのか。
可能性としては日当たり、風通し(飛んできて止まりやすい木)とかかな?
まあ偶然であって運なのかもしれないけど。理屈をこねる暇があったら試行回数を稼げ、という話なのかもしれない。
結局高い枝は掬わなかった。
深度合成もしてみた。きれいだわ〜
ハラアカヤドリハキリバチ★
オレンジの花ってルリモンハナバチ来るかも、と探していて発見。こっちもカッコウのような寄生をするそうだ。