やんばる10月のカミキリ

Canon EOS Kiss X5+Tamron SP AF90

  • ストロボ:絞り優先モードF11〜F13、露光1/200固定、ストロボ+2、ケンコー影とり、ISO-AUTO
  • 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/1000、ISO-AUTO

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10月後半に石垣へ行こうと妻に提案され、そんな虫いない時に行ってもなーと調べてみると、ヤエヤママルバネクワガタのベストシーズンと判明。カミキリも狙えそうだったので行くことに。しかし予定が合わず一泊しかできなくなり、妥協して沖縄島でのんびりすることに。
やんばるでは10月中旬がオキナワマルバネクワガタのシーズンで、夜中に林道を車で延々流すという「オキマル流し」が盛んです。下旬になると主戦場が石垣へ移り「ヤエマル流し」のシーズンになるようですが、まあどちらも確率相当低いようなんで期待せず、沖縄方面で虫探すのは初めてなんで、まったりとやんばるを散策することにしました。

那覇に昼に到着、車を借りて高速を飛ばしてオクマ方面へ。本州ではそろそろコブも終わりかという季節ですが、こっちはセミがうるさいくらい。

波止場食堂

まずはオキマル流しの人たちがつぶやいていて気になった「波止場食堂」へ。隣の卓に運ばれた量を見て急遽二人で肉そば一つに変更。おばちゃんも忙しそうだったし。ラフテーが山のように乗った沖縄そばが650円でした。二品頼んでたら夕食抜きになるところだった。

宿泊はJALプライベートリゾートオクマ。二人もろもろで甲信車中泊遠征10回分くらい飛んでるだろうけど、深く考えない。ビーチでライジャケ無料で借りて適当に泳いで、サーフボードみたいなのに立ってパドルで漕ぐやつで遊んでみる。結構バランスが取りづらい。二人乗りもしてみた。もっと難しい。
海を満喫したあとは島の最北端へドライブ。いいかんじの枯れ蔓を発見。オキナワスズメウリというやつらしい。あれがいるかな〜と叩く。

ヨスジシラホシサビカミキリ沖縄亜種★

キター!狙い通り。ヨスジシラホシサビ沖縄亜種とカノコサビ沖縄亜種が混棲してるようだけど、体や触角が太く翅端がヤハズでないのがヨスジシラホシサビとのこと。

タテスジヒメジンガサハムシ★

ここでお断り。カミキリに関しては沖縄といえど地味なのが多い。タマムシカメムシ、ハムシ、コメツキなんかは派手なのがいるけど。今回は地味なのしか見つけていません。
唯一派手なのはこのハムシ。見たかったんだよーこれ。日本産カメノコでは唯一の南方系の色。
これ以外の蝶などは別エントリでまとめます。


ジュウニマダラテントウ★

オキナワスズメウリにて

アヤモンチビカミキリ沖縄亜種★

いろいろな所で落ちた。

アトモンチビカミキリ★

やんばるには別種ヤンバルアトモンチビもいるけど、そちらはもうちょっと太いようだ。ネットの画像を検証すると、アトモンが上翅の長さ/幅が2.15程度、ヤンバルが2.05程度。


流し

ホテルに帰ってBBQの夕食で満腹。しかしオリオンも泡盛も断つ。つらい。そして流しへ。カニとかはよく見つけたけど、クワガタはなし。まあそうやね。その後コンビニの灯火めぐり。

フタホシサビカミキリ★

ファミマの精米機裏で。


ヒゲナガヒメカミキリ★

ローソンに飛来。関東によくいるテツイロヒメと同じ仲間で沖縄方面には良く似たのが10種類くらいいる。通称ケルシウム。そのなかで3〜4種くらいは黒潮に流されて千葉とか神奈川でも定着してるらしい。実際下田でヨコヤマヒメを材で拾った。

タイワンチビカミキリ沖縄亜種★

翌日は森林公園付近を散策。枯葉や枯れ枝を叩いて発見。

フタモンサビカミキリ★

総括

  • Apomecyna histrio okinawana
  • Ceresium longicorne
  • Sybra (Sybra) oshimana
  • Sybra (Sybra) ordinata loochooana
  • Sybra (Sybra) pascoei okinawana
  • Ropica honesta
  • Ropica caenosa

るどるふさんのblogの言葉を借りると、見事にシブロッピーな面子。材も持って帰ったので、そちらからなにか出ることを期待。夏にまた来たいな。しかし石垣もいきたい。しかし金が。