紙飛行機

というわけでB2爆撃機の紙模型の試作版を投げて遊んでたらマジに飛ばしたくなり色々リサーチした。幸いものすごい量のリソースがWEB上にあった。
まずリアルな形状と飛行性能は両立しない。これ重要。
翼のふくらみ(キャンバー)によって揚力が出るけど、スケールの違いから紙飛行機では本物と同じにすると揚力が大きくなりすぎる。揚力と空気抵抗は両方とも速度の二乗に比例し、その係数CL値とCD値はほぼ比例する。したがって抵抗を減らすには揚力を最小限にして重力を打ち消す程度にすればいい。紙飛行機なら紙一枚を2%ほど湾曲させれば十分らしい。また曲線でまげても折れ線にしても性能はほとんど一緒らしい。
定常状態では重力と揚力がほぼ釣り合ってるけど微妙に下降して、位置エネルギーで空気抵抗による減速を補ってる、て感じでいいのかな。前進速度の二乗および降下速度の二乗と重量が比例するので、重くすると軌跡は同じでも早く落ちるから、滞空時間重視なら軽いほうがいい。リアル形状で重くて速い、て方向性も一応検討してみよう。
最近では高速で垂直に飛ばしている間は揚力0でまっすぐ上昇し、落ち始めると揚力が生じて定常降下になるものがはやってるらしい。

そんで前に考えたヤマトの白色彗星帝国の攻撃機デスバテーターについて。

こいつは宇宙空間でも重力・大気圏でも戦闘できるすごいやつ。まあコスモタイガーもだけど。よく見るとスリット状の噴射口みたいなのとターボジェットみたいなのが両方ついてる。おそらく宇宙では自前の推進剤を前者から噴射して加速し、大気中では後者を使ってジェット噴射で進むんだろう。尻尾のギザギザは水平尾翼代わりと思われる。また大気中でも宇宙用推進剤を使ってコブラ機動みたいなことも出来ると思われる。しかしいろんな星のいろんな重力、大気密度で汎用的に運用できることが要求される。めちゃくちゃだ。デザインは全翼機っぽいんだけど、機体全体のキャンバーを自由に調節できると思われる。
宇宙から大気圏に突入してそのまま戦闘とかも出来るんかな。空母ナスカは大気圏突入および離脱が可能っぽいから、自分で突入する必要はないかな。