1/r は恐い

イオン結晶で、+イオンが分裂してどんどん飛んでいってしまう物質の基礎的シミュレーションをしてる。残されたーイオンは格子間原子となってさまよう。クーロン反発のため近づけないけど、隣にくると安定することが分かった。実際にクラスターは観測されている。
周期境界で計算してたけど、ポテンシャルが系の半分の距離のところで変になる。まあ気にしないでいいかと思って計算してたらやっぱダメだった。影響は 1/R だけど数がR**2 あるので近距離のエネルギーを上回る。余分なやつの隣の原子は少し離れたほうがエネルギー得するはずなのに、計算でそうならず、夜遅くまでプログラムをチェックしたが分からず、家で風呂に入ってるとき原因が遠くの原子のせいだと分かった。

まじめにやるなら Ewald sum とか使ったり 1/k**x のフーリエ変換使えばいいんだけど、サクっとためしにやってみたかったんでカットオフ距離をいれてごまかした。

んー

やっぱカットオフじゃだめかも。境界面に+が多かったり−が多かったりしたら artificial な力が出てくる。食塩の結晶とか表面で変な事が起きそうだな。