ゲーム脳脳の恐怖

先日、曰大医学部森日召雄教授は「ゲーム脳脳の恐怖」について講演を行い、二人の研究者の脳波を測定した実験について述べた。
一方の研究者は英国の科学雑誌 Nature などに独創的な研究論文を多く発表している一流研究者、もう一方はマスコミ受けする用語といいかげんな実験データを組み合わせて査読の無い雑誌にゴミ論文を投稿している研究者で、両者の研究中の脳波を比較した。その結果、前者では創造的思考活動を示す脳波が多く測定されたのに対し、後者では痴呆症の患者に似た脳波が測定された。
これに関し森教授は、「ゴミ論文は相関関係を因果関係にみせかけて主観的なデータを載せるだけで作れてしまい、査読もないので科学的厳密さも必要ないことから脳はほとんど働いていないと思われる」と述べた。