お、SF 板グレッグ・イーガンスレにティプラーのオメガポイントの話題が。
グレッグ・イーガンの未訳の短篇である "Planck Dive" とか "Singleton" ではネタに使われてます(両方オンラインで読めます)。
前者はブラックホールに飛びこむ話。ビッグクランチと同じく特異点だから可能かも、ということで実際飛びこむ。どうなるかは読んでからのお楽しみ。Singleton のほうは一行だけのジョーク。オメガポイント理論を知っていると笑える。

類似のものとしては知性の量が臨界に達する「特異点」とか、イーガンの別の未訳長篇に出てくる(あ、これはネタバレだから以下略)




●レオーニ『平行植物ISBN:4480034358 【アマゾン】

ぱらぱらと拾い読み。東大の内垣教授によって提唱された、Woodland Tweezer (モリノカクザトウバサミ)という植物のテリトリーに関する仮説が非常に面白かった。ライバルの植物との競合の結果、囲碁の最終局面に非常によく似た植生パターンが出現するという仮説らしい。

Science News Online の記事、南チリで鯨がどうの、ってことでてっきり例のブヨブヨの話かと思った。そういえばあれはDNA鑑定の結果 鯨がウボ=サスラから発生した生物であると証明されたんだっけな。