『バリー・トロッターと愚者のパロディ』少し立ち読み。装丁とか、いろいろ笑える。原書以上にペーパーバックらしいチープな感じとか。巻末特別ボーナス付録、一瞬おや、と思ったけど、あれもわざとやってるな。チャットをするシーンで、ネット独特の英語が使われてたから訳はどうなるかな、と思ってたけど、見事な訳になっていたり。固有名詞とかも松岡訳を踏まえた笑える訳になってたり。
原書はbarrytrotter.comにもあるような独特のフォントを使ってて、それがどこからダウンロードできるかも書いてあるけど、邦訳では何を間違えたのかDiabloとかPlaneScapeとかで使われる、"O"の中に十字が入ったりするフォントを使っている。悪魔の本だから、ってことですか?(笑)
そういえば、4巻の邦訳が出る前にこの本出したのは正解かもしれない。4巻はそれまでと違って重くなるので、このパロディでバリーが気楽な学生から社会人になっていく、ってテーマとかぶってしまい皮肉の鋭さが失われる。自分は4巻の直後に読んだから余計にそう思った。
原作者の WEBLOGで紹介されてたページ、Strong Bad。なんかの cartoon の悪役が自分宛てのメールを DOS読むFlash。かなり笑える。