☆The Avenger of Death
人々の不条理な死に対するエリスンの怒りが炸裂。"Avenger of Death" となった男が次々と復讐を果たす。が、、、
原始人とかだと人の不条理な死は自然がその豊穣に対する見返りとして命を奪うとか考えて納得したりしたけど、現代人はそこに何も理由を見い出せない。この話は現代人のための死に関する神話かも。
☆Chained to the Fast Lane in the Red Queen's Race
悲惨な人生を送る人がいれば幸福な人生を送る人もいる。この話もそういう不条理をＳＦ的な世界設定で説明する神話。
☆The Function of Dream Sleep
強烈な話。エリスンが知人の度重なる死から立ち直るため書いた話とも思える。ＳＦというよりホラーか。でも強烈な話だからジャンルなんかどうでもよくなる。レビューに曰く、"Ellison's writing defies all labels."
その他、パズルみたいな英文もあって、解読するのも面白かった。
The knowledge that I'm not a slave. The smarts to know that I can live the life I choose if I don't let the life I'm in live me.
自分が奴隷でないという知識。今の人生に自分が生かされるのを止めれば自分が選んだ人生を生きられると分かるだけの才覚。
But in the end, he did it. Because thinking about all the reasons why he couldn't, which were all the reasons she had ignored and did do it, made him so desolately angry that he couldn't stop himself.
こっちは訳パス。
