ロジャー・ゼラズニイ "Unicorn Variations" ISBN:0380702878 【アマゾン】

☆ And I Only Am Escaped to Tell Thee
ヒトコマ漫画的ショートショート。オチに出て来る船は英語辞書に載ってた。
☆ The Night Has 999 Eyes
以前ロシアのサイトでテキスト読んだ時はオチが分からなかった。今回は分かった。
☆ Angel, Dark Angel

以前朗読テープISBN:0886467365 【アマゾン】を買って聞いた作品なので、ざっと聞き取れなかった部分だけ再読。感想を過去の日記から引用:例によって超強い刺客と超強い相手の話。例によって超キザな会話を交わす。

☆ The Horses of Lir
キャメロット最後の守護者』とか、エリスンの"Paladin of the Lost Hour" みたいな話。こういうのツボです。最高。現代に受け継がれるケルト(アイルランド?)神話の話。
ネタバレ:やっぱり首長竜には霧がよく似合う。オマージュかな。それと、ネス湖って Loch Ness て言うんですね。Lake でなくて。「祝福されし者達の島で食事と睡眠を摂った者は必ず戻って来る」……次は死体でなんだよね。うぅ。
☆ Walpurgisnacht
夜は墓場で……
☆ The George Business
ドラゴン退治話のパロディ。ドラゴンが洞窟に財宝をため込んでる、てのは古典的な設定なんだなー、と改めて思う。スマウグとかファフナーとか。
そういえば、こういうファンタジーの世界に現代人っぽい登場人物がまぎれ込む、って話はゼラズニイ好きですね。
トールキンホビットというおちゃらけた奴を神話世界に放りこんでるし。こういうの好きだなあ。
☆ Some Science Fiction Parameters: A Biased View
ゼラズニイのSF論。イリアードもマハーバーラタにもSF魂がある、という感じ。「ゼラズニイの、SF論」というか、「ゼラズニイのSF、論」かも。