ワールドコン

行ってきました。

ギャラクシークエスト製作者語る

遅れて11時ごろ到着したらDVDを普通に上映してて、製作者のコメントとかなさそうだったんでパス。他のいろんな企画を覗き見。

ハーラン・エリスン語る

大きな部屋が満員。数百人いたかな。千人かも。エリスンの講演CDを一枚持ってるんだけど、ものすごいエンターテイナーですよ。今回は生で見たんだけど、やはり最高ですね。四文字言葉連発で会場は大沸き。「映画プロデューサーにネズミの死体送ったって本当ですか?」という質問に、「いや、送ってない。送ったのはニューヨークの出版社だ」(爆笑) これ、結構有名な話で、「この話知ってる人は手をあげて」といわれて自分も含めけっこうな人が手を上げた。しかし本人が面白おかしく話すと、これがまた最高に笑える。契約を破った出版社に抗議するため、だんだんと手段がエスカレートしていった話をしてたんだけど、「えーと、次は何やったんだっけな、忘れた」とエリスンが言うと「煉瓦!煉瓦!」と会場がフォロー。仲間に呼びかけて煉瓦に切手(料金不足)貼って重役宅に200個くらい送りつけたんだとか。
その話にサイエントロジー信者の人物が出てきて、「しらない人のために説明すると、、、トム・クルーズみたいなやつだよ。ところでここにサイエントロジーの信者いるか?手を上げて。(だれも挙手しない) You Fucking Cowards! (爆笑)「あー、ロン・ハバードは俺に Live, Ellison (訂正 Leave Ellison alone) って言ったから俺を殺しちゃダメだぞ」(爆笑)て感じでした。
あとは7百人くらいと寝たとかw
追記:ここでエリスン講演のMP3が公開されてますhttp://trashotron.com/agony/news/2006/08-28-06.htm#082806

サイン会

その後はサイン会。ものすごい列で、しかも一人一人に結構サービスして話するんで長い長い。90分くらい待ったかな。そういえば渡米するとき、本は重いから一冊しか持ってこなかった。実はその一冊がエリスンの分厚い短編集 Essential Ellison ISBN:1883398606 だったのだった。サインしてもらうときそれ説明したら喜んでくれました。こんなかんじ

"Hi, I'm a Japanese scientist visiting Caltech this year,"
"Uh huh,"
"and strangely, this was the only book I brought from Japan."
"Really?"
"Really."
"So did you ききとれなかった your friend?"
"Sorry? Uh, this is my book."
"No no I'm just joking. So you are Itakura-san?"
"!! How do you k... (名札か、びっくりした) Yes."
"Did I pronounce right?"
"Yes, very right."
"(周りに) See, I can speak Japanese."
"Yes, very well"
サインしてもらう
"Thank you. I'll sell this high at e-bay ... No just joking. Thank you very much"

ハードSFルネッサンス

ソウヤー、レナルズ、ベンフォードなどすごいメンツ。でもサインで手間取って遅れて到着。話題は特異点後のハードSFとか、ハードSFの読者層が狭くなっちゃうとか。ハードSFの定義とか。ソウヤーの英語が一番聞きやすかった。彼は「ハードSFは人間を使わずに読者を泣かせることができる」と言ってた。

ダンジョンマスター

観客から選ばれた人間チーム5人と主催者のオークチーム5人の競技。主催者の熱演で盛り上がったけど、内容はタモリンピックみたいだったんで途中で出てきた。40代夫婦の方がD&Dの持ちキャラの名前で参加されてたのが印象的だった。

Hugo 授賞式

は遅くなるんであきらめた。でも結局帰路は日が暮れた。
しかし、行きも帰りも5号線が渋滞で参った。あそこは休日通っちゃだめだな。そういえばエリスンも講演の中で、昔この道 (Santa Ana Freeway) で渋滞にはまった、と言ってたし。
明日はブラッドベリの講演とサイン会があるらしいけど、彼はエリスンと正反対で口下手らしいんで行かない。うちの近くのサウスパサデナという小さな町を拠点にしてる劇団を持ってるらしいんだけど、来ないかな。