ナガタマムシ三種

去年撮影したものです。

使用機材:https://ita.hatenadiary.jp/entry/20180816/p2
クリックで拡大。★は初見。

ヤマジナガタマムシ

2021/6/20 ムネアカメダカ狙いでよく行く場所へ。屋外で成虫が出ている時期のはずだけど曇りで気温低く、テンションあがりません。でもやることないのでヤケクソでエゾエノキを掬っていたら小さくて黒いナガタマ。たぶん見たことないやつ、と思い持ち帰りました。
タマムシ大図鑑で調べ、まずエゾエノキということでヤマジが候補に。図鑑での珍品度★4つで、カミキリでいえばアルマン~オダイあたりでしょうかね。やりました。ちなみに★5は伝説レベルで狙って取れないとか全国で数か所しか産地が知られていないとか。

記載論文の図と比較。図鑑にも横からの写真はあるけど、やはり線画でないと分かりにくい。一致してますね。

前胸腹板突起が三叉状というのも一致。

前胸、エリトラ形状、サイズも一致。

ツヤケシナガタマムシ

こちらは夏に茨城で柿の木を掬って得たもの。
結構ヤマジとツヤケシ似てますが、ツヤケシは前胸腹板突起が三叉でない。


不明種

多分トガリバシラホシで、確保してれば茨城県初記録だったんですが(茨城県タマムシ科甲虫目録,水戸昆虫研究会るりぼし47, 大桃定洋, 2018年12月)、クロナガかなーと思い確認のため撮影、そのあと確保しようとしたら逃げられました。悔しくて、その後何度か再挑戦したけどダメ。菌が回った栗の立ち枯れでした。ふつうはそういうのに来ないと思うから、たまたま来たんでしょう。

アサギナガタマムシ

こちらはどこかの材から出てきたもの(昔のことで忘れた)。身近にいるようなんで今度生態写真狙います。