漢の天牛道


漢の天牛道心得


一つ、植生見るべからず
一つ、記録見るべからず
一つ、独力で成長すべし

植生見るべからず

http://gis.biodic.go.jp/webgis/index.html
漢たるもの、長駆遠征した先が一面の杉林であったとしても、泣き言を言わず一日楽しくヒメスギカミリと戯れるべきである。事前に目当ての虫の食樹が生えてそうなエリアを推定しておくなど軟弱至極、ましてやStreet viewで生えている木の種類まで下見しておくなど卑怯千万。
また国土地理院WEB地図でGoogle Mapsにない登山道、廃登山道などを見つけておくなども無粋なり。笹をかき分け、マダニにまみれ、道なき道を歩むべし

記録見るべからず

http://www.nanyodoshoten.com/newpage90.htm
http://www.nanyodoshoten.com/newpage91.htm
漢たるもの、目的の虫がいると分かっている場所で探さない。常に未開の地を開拓する先駆者たれ。各都道府県別の昆虫の記録を参考にどの山で何月に記録が多いかを調べてから探しに行っても後塵を拝するのみ。
WEBで先達の採集記録を読みあさるハイエナ採集も控え、特に最新記事が出る頃にはそのカミキリのシーズンが終わっているから前年同月のログを熟読するなど言語道断。いろいろな人の採集記をローカルに保存しタグ付けし、時期や種でクロス検索できるようにするに至るは正に下衆の極み。

nkf -w src.html|sed "s/\([ア-ンー][ア-ンー]*\)/\n\1\n/g"|\
 grep カミキリ|sort -u

独力で成長すべし

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-0246575
漢たるもの、先達の積み上げた知恵に頼ることなく、独力で試行錯誤し成長すべし。