★ブドウトラ@柏

Canon EOS Kiss X5+Tamron SP AF90

  • ストロボ:絞り優先モードF11〜F13、露光1/200固定、ストロボ+2、ケンコー影とり、ISO-AUTO
  • 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/1000、ISO-AUTO

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ブドウトラカミキリ★

平地のカミキリはだいたい制覇したので昼休みに職場付近で虫を探すこともなくなりました。しかし「カノコサビはコンデジで撮ったけど一眼では撮ってないな」と思い、ひさびさにカラスウリが繁茂してる近所へ叩きに行きました。カノコサビは落ちませんでしたが(関東では8中のほうがいいそうで)、一緒に生えてたエビヅルから望外のブドウトラが!これはうれしい。

ブドウトラカミキリ
ブドウトラカミキリ
ブドウトラカミキリ
ブドウトラカミキリ
ブドウトラカミキリ

横から

上から見ても裏から見ても胸が赤く白い帯がありますね。これはクビアカトラも同じ
ブドウトラカミキリ

エビヅル

葉の裏が白い毛でモジャモジャという点がノブドウとの区別点
エビヅル

報文:柏市でブドウトラカミキリを捕獲

柏市にてブドウトラカミキリをエビヅルのビーティングにより得たので報告する。
本種は柏市に隣接する流山、我孫子、守谷、取手などで散発的に記録がある。筆者は前年の2013年、流山市に3つあるぶどう園に赴き幼虫の食害などがあるか尋ねてみたが、最近はぶどう園全体を網で囲うなど対策が施されており、ほとんど食害はないとのことであった。また近くにある常磐道脇のフェンスにはノブドウが繁茂している所が多く、これらを掬ってみたが得ることはできなかった。こうした経緯で探索を諦めていたが、柏市の農地の脇にあるカラスウリの繁茂した繁みをビーティングしてカノコサビカミキリを探していたところ、一緒に生えていたエビズルから思いがけず本種を得ることができた。
柏市*** 4-IX-2014

  • 参考文献
  • 千葉県動物誌,千葉県生物学会編
  • るりぼし No.37, 水戸昆虫研究会