小絞りボケと深度合成

とりあえずF値16でフラッシュ焚いてディフューザ使って最短距離で撮れば1〜2cmの虫はOKと思っていたけど、どうも思ったほどシャープにならない。撮像素子は4ミクロンだけど、回折によってF値ミクロン程度に解像度が下がる「小絞りボケ」という現象らしい。ためしにF10と16を比べてみた
EOS Kiss X5 + Tamron SP AF90mm + M4 DGX

F10

F16


確かにオリジナルサイズを見ると明確にシャープさが違う。

したがって、フィールドではF8程度でほどよくピントが広い範囲に合う距離で撮って後でトリミングてのと、苦労して逃げられずに最短距離まで接近してF16で撮ってサイズを縮小するのは同じということに。F-Number のWikipedia記述を読むと開放すぎだと収差があるのでF8あたりが最適らしい。

カメラの解像度を限界まで使うなら、動かない対象をF8でピントを変えながら撮って深度合成するという方法しかない。
これはCombineZPなどのフリーウェアで手軽に出来るので試してみた。

ドロハマキチョッキリ


ハッカハムシ


ハイイロヤハズカミキリ

ハイイロヤハズカミキリ
これはいい。どちらも1.4倍テレコン使用なので撮影対象の3ミクロンが1ピクセルに対応