Canon EOS Kiss X5+Tamron SP AF90+テレプラスMC4 DGX
- ストロボ:絞り優先モードF11、露光1/200固定、ストロボ+2、ケンコー影とり、ISO-AUTO
天気が悪く虫を探せないので、飼育中のイワワキセダカコブヤハズカミキリを深度合成した。F11、フラッシュ、16枚の合成。
絞ってF値を大きくすればピントの合う範囲は広がるけど、小絞りボケが発生、撮像素子での解像度はだいたいF値/2 μmになる。今の一眼はだいたい1ピクセル4μmくらいなので、F8以上は画質が下がる。そこでF8あたりでピントをずらしながら何枚も撮影しピンの合っている部分を合成する focus stackが良く使われる。
クリックで拡大。微毛の一本までよく見える。丹沢堂平付近の個体。(http://d.hatena.ne.jp/ita/20130809/p1)
Install
今のPCで初めてやったのでインストールから実行までの手順をメモ。
CombineZP のページに行く
http://hadleyweb.pwp.blueyonder.co.uk/CZP/Installation.htm
CombineZP Package の所をクリックしてダウンロード。CombineZP.msi がダウンロードされる。これをダブルクリックで実行。
- Next をクリック
- Nextをクリック
- Nextをクリック
- Closeをクリック
デスクトップにCombineZPのショートカットができる。
実行
- CombineZPのショートカットをダブルクリック。
- NEW というアイコンをクリック。ファイル選択画面が出るので写した画像を全部選択する。ファイル名の順番がピントの順番になっていること。奥から手前でも手前から奥でもOK。Filter Initialization (please be patient)という文が出るのでしばらく待つ。ディスクがずっと動いてる場合はメモリが足りない。画像のサイズを小さくしたほうがいい。
- プルダウンメニューでAlign and Balance Used Frames (Quick) を選択し、GOアイコンをクリック。しばらく待つ。各画像の上下左右のズレや倍率のズレを補正してくれる。その下の(Thorough)というのはアングルのズレや回転も修正してくれるけど時間がかかる。撮影時にそういうズレがなければQuickでよい。
- プルダウンメニューでpyramid do stackを選択し GOアイコンをクリック。かなり時間がかかる。これで画像が完成。
- GO の右のアイコンをクリックすると余白の余分な部分を除いてくれる。
- さらにその右のSAVEアイコンで出来た画像を保存
撮影
とりあえずカメラ手持ちじゃ無理なんで三脚使用。また虫が動かないことが条件。コブは撮影中微動だにしなかった。普通のカミキリはおとなしくなってもフラッシュ一発で動いたりする。
ピンの移動はピントリングを使うか、マクロスライダーでカメラ全体を前後させる。