スギカミキリ

Canon EOS Kiss X5 + Tamron SP AF90mm + テレプラス MC4-DGX
3/31は強風でどうなるかと思ったけど日曜は快晴!
去年のblogみると4月後半から昆活開始してる。遅い!甲虫はすでに活動している。今年は常に二手三手先を読んで行動する。まずはスギカミキリ。
元気な杉を加害する数少ない害虫なので林業関係のHPに痕跡の見分け方や活動時期、分布などが詳しく載っています。桜の開花の前に杉の周りにカミキリホイホイを巻くべしとか書いてあります。

カミキリホイホイ 200枚入り

カミキリホイホイ 200枚入り

千葉県がHP充実してて、被害が大きいのは富津以南とか成田とか、近郊で飛び地的に船橋県民の森とか。沿岸でカクレミノでタテジマを探すことも考えて富津に決定。(結論から言うとカクレミノなかった)
アクアラインを通る館山行きバスで途中下車します。時間70分、往復で3200円。

初めは上総湊の南の、高台の住宅地付近を探索。あんまり杉がない。でもイタドリハムシとかいろいろ撮れた。

イタドリハムシ


正面からみるとちょっと怖い

こっち向くともっと怖い。歌舞伎の大見栄

怖い蜘蛛

ケヤキ樹皮で

甲虫

ケヤキ樹皮で

蛇ひなたぼっこ

駅東のお寺の杉の切り株で

コメツキムシ

スギカミキリ

駅の北の方をうろついたら、結構杉を発見。そのうちこんな木が。

スギカミキリにやられた杉

タマムシなんかも大きな羽脱穴あけますけど、スギカミキリは生きた木を食害するので樹皮がメッキョメキョ、ヤニがだらだらになって一度実物を見たら違いは明白です。
99%の幼虫はヤニに固められて死ぬそうで、成虫ってのは超エリート。

スギカミキリ

樹皮裏でコンニチハ


スギカミキリ 触覚掃除



スギカミキリ 深度合成

キヅタの影でおとなしくなったので深度合成を試みた。4枚を合成。うまくいった。

新兵器

こいつを使った。木の幹に押さえつけて。若干動いたとしても、深度合成ソフトCombineZPが平行移動と倍率変化は補正してくれる。
重さもたいしたことないのでカメラにつけっぱなしで、普段は一眼を首から下げて足を腰に絡ませて歩いてる。

JOBY ミニ三脚 ゴリラポッド SLR-ZOOM  001032

JOBY ミニ三脚 ゴリラポッド SLR-ZOOM 001032

スギカミキリ メス

別の木でメス発見。お尻に突起がある。子持ちのゴキブリとかいうなー!



その他最近のむし

いろいろ

ハッカハムシ

シソ食べてるとこ

ビロウドツリアブ

下は産卵してるとこ。もふもふで地面にお尻すりすりしてて萌えます。


今後

すでに活動してる種ではビャクシンとかヒラヤマとかいるらしいけど、駆け出しの自分が近郊で狙えるような種じゃないのでパス。
カエデが咲いたらヒメルリハナ、ヒメクロトラ、ヒメスギ、キクスイあたり。あとコガタルリハムシを持ち帰って深度合成してみる。ファウストハマキも再来週あたりに