『ライフゲイムの宇宙』ISBN:4535783837 【アマゾン】復刊!!

こりゃどうしたことだ。復刊ドットコムの投票では26票しかないのに。まあとにかくめでたいです。新装版ってことは、CD-ROM で Linux 用ソースとかJava script とかついてくるのかな?
値段は3700円と安くはないですが、敢えて言おう、「これを読まずにグレッグ・イーガン順列都市を読むのはモグリである」と!


●『脳とコンピュータはどう違うか』、ブルーバックス茂木健一郎, 田谷文彦 ISBN:4062574128 【アマゾン】

クオリア」って言葉は聞いたことあったけど、今まではオホーツク海でひょこひょこ泳いでる小さい生物の亜種か、くらいな認識しかなかった。で、この本を読んでどういうものかは分かった。しかし、これって意識の問題と独立なんですかね。意識がなくてクオリアはある、とか意識はあるけどクオリアはない、とかいう状況は有り得るんかな。なんとなく、脳科学の分野で意識の問題を端的に言い表すための用語なのかな、と思った。
ニューラルネットとか概観は掴めたけど、やっぱり逆誤差伝搬アルゴリズムとかを自分でプログラム作るくらいやらないとモノにした気にならないな。
イーガンの『ぼくになることを』で出て来た宝石、あれはまさにニューラルネットだけど、それで意識が再現可能か、というのは議論の分かれる所。その問題に関して「中国語の部屋」という用語があることを知った。便利な言葉だ。