「植物は計算している」Science News Online の記事
http://www.sciencenews.org/20040221/bob10.asp
粘菌のような単純なものも多数あつまれば複雑な動きをする。ライフゲイムみたいに、って記事。なんかウォルフラムの例の本 http://www.wolframscience.com にかぶれたんじゃないか、って感じ。
実験データと同じような統計を示すセルオートマトンがあり、植物はセルオートマトンのルールを「計算」していると言える、って結論らしい。しかし同じクラスの偏微分方程式かもしれないじゃん。ある現象が「計算」かどうかって、そんなに重要なことかね。葉っぱで RSA暗号が解けるってんなら別だけど。いや、本文読んでないけど、そういう可能性とか示唆してあるのかな。
単純なものが沢山集まると複雑な現象を示す、って統計力学でみんな死ぬ程やってんですけど。
でも、グレッグ・イーガン読者としては面白い。ここである作品の名前を出したいがネタバレなんで自粛。

そういえば代謝熱が体重の 0.75乗に比例するというのを再現するセルオートマトンを作った、っていう論文を「象の時間、ネズミの時間」ISBN:4121010876 の先生の学生さんが書いてるのをネットのどこかで見たけど、どうなったんだろう。