TTT、エントの章を読み中。Do not be hasty ということでじっくり読んでます。ファンゴルンの歌に第一紀の地名がたくさん出てきて歴史を感じさせます。ところでエントはヤヴァンナさんが作ったんだろうけど、アウレみたいにエル様に怒られなかったんだろうか。エント女と別れてしまって繁栄できなくなったというのは失敗だと思うんですが。あるいは二つの樹の光の残照がこめられているのかな。というか残照そのものなのかも。
(てかシルマリルにズバリ説明あるやん!いかん忘れてる)
あとはファンゴルンが自己紹介する場面、

"well, I am an Ent, or that's what they call me.Yes, Ent is the word. The Ent, I am, you might say, inyour manner of speaking."
イタリックになってる定冠詞が気になる。「エントといえばわしのことじゃ」というニュアンスだろうか。瀬田訳では
その、わしはエントよ。ともかくひとはわしをそう呼んでおる。さよう、エントというのが当たるじゃろう。そのエント族よ、わしは。お前さんたちのいい方に従えば、そういってもよかろう。
となってる。「そのエント族」が対応する訳のようだ。「ホビットの冒険」の解説で、原題を「The Hobbit(そのホビット)」と説明してあるし。Theの訳は難しいな。あとはラダガストが Shire と言ったのをガンダルフが "The Shire" だと訂正する会話もあるし。