『魔術師のおい』読み終る。挿絵が最高。「歌って歌って創世記」の部分はアイヌリンダレ、ジェイディスがリンゴを奪うとかはモルゴスがシルマリルを奪う話とかを連想。神話のモチーフは似るものなのか、インクリングスでルイスとトールキンが語り合ったためか。リンゴはまあ聖書の方がモトネタだろうけど。人間を「アダムの子」と言ってるけど、聖書を内包するような神話を目指してたのかな。それとも聖書も神話のモチーフの一つとしてるのかな。
ディゴリーが一口だけリンゴをかじったので一生消えない傷を背負って生きた、とかだと深くていいんじゃないかな、とか考えるのは指輪にはまり過ぎか。
滅びの言葉 (Deplorable Word):ラピュタとか思い出した。
以下こまごましたこと。
By gum: ちくしょう
Gor: とほー
dem fair woman:めっぽういい女
Great Scott: びっくりした!
before you can say [knife または Jack Robinson]:あっというまに
Gel(Girl がなまった言葉)→じょうや(うーん、「じょう」までは思い付いたけど。おしかった)
馬車屋のおっちゃん、 have → 'ave みたいに h を発音しないなまりらしい。瀬田訳では指輪のサムと同じ感じになってる。語尾が微妙に違うけど。どこの方言なんだろう。サムの原文は [']は多いけどなまりというか文が独特。瀬田訳はもちょっとなまりのレパートリーがほしいかも、と思った。