エンディミオンダン・シモンズ、早川 ISBN:4152082097 【アマゾン】

ハイペリオン』ISBN:4152020792 【アマゾン】 読み終え小休止の後突入。あの後どう話続けるんだろう、とか思ってたら、なんかいきなり盛り上がりまくり。11日の日記で、「観測の問題とかもっと突いてこられたら云々」とか書いてたら、エンディミオンではいきなり最初にシュレディンガーの猫ときたもんだ。

あと復活を専売する教会ってのはゼラズニイ『光の王』の寺院だね。そういえば領事の宇宙船、形状の描写はハイペリオンにはなかったけど、まさかああだったとは。『ハイペリオンの没落』の表紙の絵のをイメージしてたけど。
ハイペリオンの時代の話が半ば神話と化した未来で、救世主を軸として話が展開する模様。ハイペリオンが聖書の創世記とか指輪物語におけるシルマリルの物語みたいな効果をあげている。
あと小ネタ。X-MENアークエンジェルってやつはスピード命なキャラだったはず。大天使級宇宙船ってこのへんネタにしてる?X-MEN は読んだことないけど、『スタートレック VS X-MEN』という東映マンガ祭りみたいなペーパーバックを昔読んだ。


"Something Wicked This Way Comes"『何かが道をやって来る』レイ・ブラッドベリ ISBN:0380729407 【アマゾン】 ISBN:4488612016 【アマゾン】

魔女がパレードで宣伝するシーン。原書ではこう:


Tell you yor husbands. Tell you your wives.
Tell you your fortunes. Tell you your lives.
See me, I know. See me at the show.
Tell you the color of his eyes.
Tell you the color of her lies.
Tell you the color of his goal.
Tell you the color of her soul.
Come now, don't go. See me, see me at the show.
創元の訳本では、「旦那さん、奥さん、」と訳してるが、誤訳でしょう。「旦那になるひと教えるよ。奥さんになる人教えるよ。」という意味だと思う。それでこそ、その次の文章、"Children appalled, children impressd,parents delighted, parents in high good humor, ..."と対応してかっこいいんだから。続きを訳すと、「未来の運勢教えるよ。未来の人生教えるよ。」でも次が難しい。日本語で、4シラブルで簡潔にまとまってるような訳は思いつかない。
rec.arts.books.roger-zelazny で自分以外にもPlanescape:Torment を推してる人がいた!ちなみに文章がキモのRPGで日本語版はなし。