星の見えかた

5章で書かれている通り、作中の宇宙では「光は単なる光」で一種類しかありません。
我々の宇宙では波長や周波数がいろいろあって、しかし速度は一定、そしてドップラー効果によって赤方とか青方偏移して若干色が変わります。
一方で作中の宇宙では光は一種類しかなく、時空をある方向に進んでいます。見る人の来歴と光の来歴のなす角度によって色と速度がかわってきます。というか、その角度しか考える必要がありません。他のドップラー効果やらなんやら、我々の世界の話はきれいに頭から追い出さないと混乱します。「光は光」「角度だけ見る」これを頭に叩き込むべし。