グリフィス天文台


SF 者*1はLAに来たら絶対いくべし!
ここ。4年間の改修が去年11月に終ったばかり。行くにはネットでの予約が必要で、前日、前々日くらいにHPから予約してチケットを印刷、駐車場から出ているシャトルバスに載る時にそれを渡します。車で直接行くことはできません。今回は Greek Theater から行きました。基本的に全部無料ですが、プラネタリウムだけ$7.00(学生は$5.00)です。
いやーしかし眺めがいい場所にあるなぁ。LA中心部のビル街からサンタモニカの海岸、そしてなによりハリウッドサインがすごく近くに見えます。
天文台の展示も面白いです。太陽、地球、月の位置関係と月のフェーズ、昼夜の長さ、惑星の距離や大きさのスケールなどを模型で目で見て理解できます。
時間が合えば「レナード・ニモイ劇場」で天文台の展示に関する概観を見てからだといいかも。25分の映像ですが、ほかにもこの天文台の改修に関するプロジェクトXっぽい話とか、とても面白いです。始まる前、間を持たせるためにおねいさんがいろいろアナウンスしてくれます。スタートレックのテーマを口ずさんで、「なんの曲か分かった人手を挙げて」と言われて半分近くが手をあげました。さすがだなアメリカ。
そしてメインはやはりプラネタリウムです。星の表示は普通ですが、それよりも全天を使ったCG映像でガリレオから背景輻射のゆらぎの発見まで、我々の宇宙観がいかに変化してきたか、そしてそれにともなって大きさのスケールがどんどん大きくなるのが迫力ある映像で見られます。宇宙について考えるとき、頭がついていかなくて対数スケールで考えてしまいがちですが、これを拡大縮小を駆使して生スケールで見る感じです。素晴らしい。ビッグバンの説明とか、埼玉の田舎の某所とは格が違う。
昼は中の眺めのいいカフェでサンドイッチを食べました。ちょい高いかな。

望遠鏡。台座が北極星を向いてて、これを軸に1日1回転の速度で回転させれば星を自動追尾できるんですね。なるほど。
ちなみに上の写真見ても分かるとおり今のLAは公害と光害のため観測は無理です。

帰りにグレンデールのキューバパン屋に寄ってパンを買いました。

*1:サンフランシスコ住人じゃなくてサイエンスフィクション者