旋回させる重さ/swerve weight
こちらの世界では「コリオリ力」と呼ばれています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%81%AE%E5%8A%9B
石の軌跡
作者のHPで実際に石を発射して実験できます
http://gregegan.customer.netspace.net.au/INCANDESCENCE/NullChamber/NullChamber.html
外から見れば、天体や人工衛星の軌道は「ケプラーの法則に従って楕円を動く」以上、終わり。で単純です。
しかし一緒に動いてかつ自転している人から見ると、いろいろ複雑になります。たとえば軌道上で前方にある宇宙ステーションにドッキングしようとする場合、前に行こうとして後ろへ少し噴射すると、ステーションに対して上の図の赤い線のように動くことになり、一瞬だけ前進するけどあとは輪を描きながら後退していくことになり、直感に反する動きをします。
自動操縦によるランデブー実験 http://robotics.jaxa.jp/project/ets7-HP/ets7_j/p_kit/p_h26f_14_j.htm
このへんをネタにしたSFではA.C.クラークの短編「メイルシュトロームII」が面白いです。
メデューサとの出会い (ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 3) (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
- 作者: アーサー・C・クラーク,中村融,岩郷重力+T.K,浅倉久志・他
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/10/30
- メディア: 文庫
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