札幌遠征7/11-12

使用機材:https://ita.hatenadiary.jp/entry/20180816/p2
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この週末は前線の影響で本州は雨、しかし北海道沖縄は晴れという予報。
時期的には紀州某所でオオヤマレンゲに来るピドニアを狙うのにちょうどいい時期であったものの、土日とも天気悪い予報。ピドニアは雨でも問題ないけど、ついでに別の場所で叩きで色々狙いたいところがあり、土日のうち天気のいい日に叩き、悪い日にピドニアと行きたかったけど無理なので予約してた車をキャンセル。木曜に急遽マイル枠で札幌便を抑え行くことにしました。とはいえ予報がはずれて北海道も雨ということが過去にあったので油断は禁物。
狙いは札幌市街地の有名な山。実はまだ行ったことがないんですね。とりあえずどんな場所か行ってみたい。
それと札幌近郊で狙いたいカミキリにチャイロチビヒラタがいる。関東甲信各県でもたま~~~に記録があるけど、数十年に一度とかいうレベルでおそらく偶産じゃないかと思ってるんですが、昨年は山梨で撮影された方がいて、これは発表されれば県初になるんですが未発表。偶産でないならば追加を発見し発生状況等を明らかにしたいところ。とりあえずこの2つの目標を抑えて今後の北海道遠征は旭川や帯広便を使い道央から道東を狙いたいという中長期戦略。
初日、千歳空港に着くと曇りで寒い。札幌へ行く途中でいろいろ寄り道して気になっていた場所を探索。
途中でトドマツ材を満載したトラックと何度かすれ違う。後で土場を発見するも環境的にトドマツ植林でイマイチ。
まずは河川敷で以前柳系の流木があった場所へ。新たな流木はないようでどれも古い。また気温も低くちょっと景気が悪いのでここらでいろいろ探索しようと思い時間をかけるも収穫なし。大きなシナノキを掬ってハンノアオがいたくらい。
あきらめて飯食うため札幌方面に向かうと晴れて気温がわりと高かった。あいたー、こっちは晴れてたんだな。いろいろ回ってみればよかった。とりあえずチャイロチビヒラタの記録があるエリアを初探索。なかなかいい環境だな。ヤマブドウの群落もいくつか発見。掬ってみたがヌル。
途中のとある店の駐車場でもブドウがあるのを見つけ、いちおう叩いてみようかと叩き網を差し入れた所、直径1cm程度の蔓がひもで束ねて隠してあった。うーん、これは同じ狙いのトラップだな。多分アカネやシロオビチビヒラタが収束してチャイロが出る直前の時期に設置したんだろうな。叩いてみたけどなにも落ちず。
この日は温泉にじっくり入ってから車中泊
次の日は朝から別の山をロケハン。こちらもよく聞く場所で気になっていた。いい感じの木がいろいろあった。立ち枯れの前で車内で休みつつ見ていると虫屋さん登場。いろいろお話して知り合いの知り合いだと判明。いろいろ教えていただきました。ありがとうございます。自分が見てたのはかつてのトラニウスご神木で、ペンナータの木が別にあると。転戦されたのでその木でずっと張ってみることに。天気は最高にいい。
気持ちよく一時間ほどルッキングしてたが目当ての虫は来ない。キマワリが数匹来たくらいか。昼前に移動。
そしていよいよ有名な山へ。うーん、こんな都会に原始林があるとはすごい。

立ち枯れ


歩いていると、上半分が折れた木を発見。樹皮が半分剥がれてキノコが生えている。うひゃー、これ山梨とかだとソリダがブンブン来る奴だ。あまりのご神木っぷりに思わず二拍一礼してから近づく。ネキ神様、よろしくお願いいたします。

ホソコバネカミキリ★

と、いきなり発見。上の方にいます。ネキ神様、霊験あらたかなり。
ちなみにStreet viewで見ると2015年には普通の生木であった。カエデ系。

黒いタイプです。


茶色タイプも飛来したけど、降りてきてくれなかった。ここは網が使えない場所です。
とはいえ、思い返してみたらソリダ、フォルモサ、アルマンともに生態写真しか撮ってない。

チャイロチビヒラタカミキリ★

次の目標はブドウにつくカミキリ。とりあえず本物を見てみたいところ。記録のある場所周辺を車で流しヤマブドウのまとまった蔓を掬います。
おおー!落ちた!小さい!何かにもぐるのが好きなようです。近縁でやはりブドウにつくシロオビチビヒラタはミズキの花に来たりもするので、これも可能性あるかも。ちょうど出現時期はヤマブドウの目立たない花が咲いてる時期です