負の質量の粒子が宇宙を破壊する

前野さんの話のつづき:
http://www.jmuk.org/diary/index.php/2009/06/18/
いろいろ考えて変なんでどんどん単純化していってみたけど、かなり単純な話にしても変な結果がでてきます。
たとえば宇宙に一個だけ負の質量-mの粒子があった場合。こいつが速度Vで運動すると、運動エネルギーは-(1/2) m V^2 なんで速ければ速いほどエネルギーが下がる。宇宙全体でエネルギーが保存するとして、こいつが無限にエネルギーを下げられるので残りの部分は無限にエネルギーを上げられる。普通はエネルギーの下限があるのでそういうことはおこらない。
あと、質量mの粒子と-mの粒子の完全弾性衝突とか考えると、いろいろ変。
こちらも参照:かのロバート・L・フォワードの考察
http://en.wikipedia.org/wiki/Anti-gravity#Negative_mass

竜の卵 (ハヤカワ文庫 SF 468)

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