http://ngm.nationalgeographic.com/2008/10/space-issue/table-of-contents
書店で表紙みてSF魂を鷲掴みにされましたよ。 "Space: The Once and Future Frontier" ですよ。どうよこれ。
50−60年代、この号に序文を寄せているレイ・ブラッドベリが火星年代記を書いた頃、月に人間が行った後に火星に人が行く可能性はまだあった。しかし2008年の今、ブラッドベリの存命中はおそらく無理だ。宇宙はかつてフロンティアであったけど今は開拓は休止中。しかしアーサー王がいつの日かアヴァロンから戻り再び王となる日がくるように、われわれの何世代か後の子孫は再び火星、またその先へと旅立つことだろう、てことですよ。よくまあ5語だけでうまく表現したもんだ。
序文でブラッドベリがフォン・ブラウンらと一緒にパサデナのJPLで火星探査機ヴァイキングの最初の画像受信を見守った時のことが書いてあります。ABCのアナウンサーが「火星人がいませんでしたけど」とブラッドベリに質問したんですけど、その答えというのが素晴らしい。ぜひ買って読むべし。