グレッグ・イーガンの最新作

Incandescence

Incandescence

現在1/3くらい。序盤、イーガン小説うまくなったな!と思った。しかし数理ネタは分かりやすい説明がされているも、やはりイーガンだけあってボーっと読んでて分かるというものではない。自分は作者HPで背後の数理をあらかじめ読んだけど、読まずにだんだん謎が解けて来るという読み方も面白いかも。

田崎さんのレビューはこちら(ねたばれなし):http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/d/0805.html#27

読み終わりました。二つのストーリーが一章ごとに交代するという、「イリウム」スタイルで読者をひっぱります。銀河の中心近くで発見されたDNAベースの細菌の化石。この謎を解くために星々を旅する二人組が一方のストーリー。J.P.ホーガンの「星を継ぐ者」みたいな。もう一方は昆虫型で知能をもった種族の特異な世界を舞台に、その世界の危機を脱するため物理理論を構築する様子が描かれます。こちらは映画「アポロ13」みたいな感じでしょうか。ただし相対論も必要になってきて大変です。
で、最後まで読んでも「あれ!?」という一つ謎が残ります。いろいろ考えてるとこ。あるいは続編でるのかな?

とりあえず気がついたことをメモっておくページを作った。ネタバレには注意!
http://d.hatena.ne.jp/ita/00010211