●パット・マーフィー『There and Back Again』 ISBN:0812541723 【アマゾン】

半分通過。前の日記で「宇宙ゴクリと宇宙なぞなぞ勝負も出てくるのかな」と書いたけど、やってくれるよこの作者。見事!その次の章が映画『ファイアフォックス』とか『トップガン』のノリでまた燃える。
ホビット』と切り離して、単体のスペオペとして読んでも良くできている。『リングワールド』みたいな感じ。
でも『ホビット』読んでない読者は、例えば某所で「何でここでクモ出て来るんだ?」と思ったりするかもしれない。『ホビット』読んでると膝を叩いて大喜びするんだけど。
ギターナが別れる場面での会話で、ガンダルフやトーリンのセリフがほとんどそのまま使われていてニヤリとする。邦訳だと片方がじいさん言葉で片方が女言葉になるから分かりにくいかも。
どう訳すんだろうシリーズ「Jack off」:ドラッグの名前で出て来る。意味はリーダース英和辞書によると「マスかき野郎」。なはは。ejaculation とかから来てるんだろうか。ゼラズニイの「Jack of Shadows」,一歩間違えるとヤバイじゃぁないか。
もうひとつ「Fluffy」:猫の名前っぽい訳、というのは思い付けなかった。この人(?)の喋り方、若干文法無視で荒っぽい喋り方。浅倉訳ではいい感じで訳してあるんだろうなぁ。