15章

傘の話

ここは、正直きついですね。今まで空間1次元+時間1次元の平面図で話をしていたけど、宇宙船の進行方向に対して前とか横とか議論するには空間の次元をもうひとつ増やさないといけない。
ほんもんの三次元+1次元は絵にかけないので、空間を二次元に減らして「前後左右」だけ考えて、空間2+時間1次元にして三次元の傘の絵が出てきます。
山を横にペタンコにつぶして△にします。頂点の向きが山頂方向で進行方向、横が水平線方向。
△を紙に描いた時、紙面に垂直に立つ方向が時間方向。傘はそっちに向かって立ってます。

山が加速した場合。乗員にとっての時間方向はかわらず紙面に垂直な方向。だけど周囲の星にとっての時間軸=傘の柄の方向は紙面垂直から後ろのほうへ傾いて行きます。