スキャナー・ダークリー

スキャナー・ダークリー (ハヤカワ文庫SF)

スキャナー・ダークリー (ハヤカワ文庫SF)

有名な作品だけど初読。一年住んだPasadenaが出てくるとPasadena 市立図書館のHPに書いてあったんで読んだけど、会話に一回だけ出てくるだけだった。でも舞台となるLA近郊地域は風景がすぐに思い浮かんだ。The OC でライアンが住んでた街、て感じかな。
浅倉久志訳、ということで非常に読みやすい。ヤク中の男女の会話が主だけど、その部分に関しては日本語でそういう会話のサンプルを実生活で聞く機会がないから翻訳が雰囲気でてるか、てのは想像でしか分からない。もう一方の山形訳もちょっと読んでみよう。
しかし読んでて頭おかしくなりそうだった。ヤク中の会話が生々しすぎ!テレビ画面の焼き付きみたいに、こういうラリった会話をずっと読んでたら実際に脳が焼き付いちゃうんじゃないかと思った。記述は三人称だけど視点は一人称で、それがぐるぐる混ざってヤバかった。

さてこの作品は映画化されてるんだけど、どうかなぁ。世間の評http://garth.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/200610_916f.html なにいい!見る見る見る!