2004年ヒューゴー賞侯補、ダン・シモンズの Ilium めちゃ面白そう。90人のレビューの平均が4/5点。 http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/0380978938/
あらすじの訳


ジャンルの間を飛び回るダン・シモンズが壮大で入り組んだ傑作 Ilium をひっさげてSFに帰って来た。シモンズはその中で三つの素晴しいストーリーラインを編み混んで地球と火星、そして木星を揺るがすクリフハンガーを書き上げた。読者は続篇を待ち焦がれることになるだろう。
地球では召使いマシンや「ファクシング」による便利な移動に甘やかされていたポストテクノロジー世代の人間が自らの起原を問い始めた。同じ頃、木星の衛星から自意識がありシェイクスピアを引用するのが好きなロボットの一群が危険な量子揺らぎの増加を調査するために火星に向かった。火星ではメタヒューマン種族がギリシャの神々になりきって生活していた。これらの神々はギリシャ人とトロイア人を再構成してトロイア戦争を再現しており、そこに地球の歴史上の学者たちを詰めこんで観察させホメロスイリアスの正確さを報告させていた。学者の一人である Thomas Hockenberry は神々とその慰み物の関りのまっただ中に置かれていることを悟り、かの戦さを盲目の詩人が思いもしなかった方向へと導いていくのだった。
ゼラズニイの霊がシモンズに憑依したのか!?
追記:「テンペスト」と「イリアス」は読んでおくと楽しめる、らしいんで注文。Iliad は辞書には発音イリアッドと書いてあるけど日本語ではイリアスなのか。Ilium はラテン語でトロイのことらしい。

しまった!シェイクスピア著作権切れて電子版どっかにあるはずじゃん! ほらいっぱいある OTZ. テンペストゼラズニイショートショートでも説明無しに使われてたんで勉強しとこう。