特命リサーチ200Xの狂牛病特集を見る。
異常プリオンは一定の濃度を越えないと増殖しない、とのこと。
うーむ。単純に一つの異常プリオンが一つの正常プリオンを変化させるとすると、異常プリオンが増える速さは異常プリオンの濃度に比例する。代謝によって減る速さも異常プリオンの濃度に比例する。この場合、
dρ/dt = (A-B)ρ
となって、A>Bなら指数的に増加、A<B なら指数的に減少して、濃度に依存するような振舞はみせない。
しかし、二つの異常プリオンが一つの正常プリオンを挟んで異常プリオンに変えると仮定してみる。そうすると異常プリオンが増える速さは濃度の二乗に比例し、
dρ/dt = Aρρ - Bρ
となり、濃度が B/A 以上ならどんどん増えて、濃度がそれ以下ならどんどん減る。なんか plausible な仮説な気がする。でもプリオン三つのシミュレーションとか、現在のコンピュータの能力越えてるかなぁ。