ロジャー・ゼラズニイ魔性の子』、池央耿訳 ISBN:448868601X 【アマゾン】, 創元文庫SF

読み中。『影のジャック』みたいに科学の世界と魔法の世界がある設定。それぞれの世界の二人の主人公が「取り替え子(Changeling)」として生後間もなく入れ替わるところから話が始まる。
ゼラズニイのファンタジイって魔法の世界で閉じずに、現実世界と相互作用するところがイイです。(以下ネタバレのため一部透明テキスト)
『影のジャック』では究極魔法の封印を解くのにスパコン使ってるし、
『光の王』ではブッダが「アーメン」とか言ったりブルゴーニュワインが大好きだったりするし、
『アンバー』シリーズでは剣で決闘したあと「オリンピックじゃないんだ」とか言うし、
『ロードマークス』ではティラノサウルスに乗ったサド公爵がドラゴンと戦うし。
アンバー後半シリーズみたいにやりすぎると良くないんだけど。