『幼年期の終り』 ISBN:4150103410 【アマゾン】 。あ、A.C.クラークにだまされたか?宇宙船では数日しか経ってないのに地球が40光年もはなれて光速越えたんじゃ?あ、でも宇宙船から見たら空間も縮んでるから光速は越えないのか。でも停止したら?…などと考え、これがいわゆる双子のパラドクスと言われるものであることにやっと気づく。物理専攻だけど相対論はあんまりやらなかったからなー。てことで矛盾はなしでした。
Something Wicked This Way Comes: ISBN:0380729407 【アマゾン】
ブラッドベリの英語、ゼラズニイよりもトールキンよりもムズいっす!
一章ごとに英語と邦訳を交互に読む。直訳しても意味が分からない文なのでかなり邦訳は噛み砕いてある。"chunk of winter"(冬のかたまり) なんて詩的な表現だけど、「氷」と訳してある。それとか
とか。
"Nobody home."
"Swell!"
Jim spat. "Darn Baptist preacher, you!"
「だれもいなかったよ」
「いい気味だ」
ジムは唾を吐いた。「ちぇっ、いやな奴!」
とか、
"Sound like church music!"
"Hell. Why would a carnival play church music?"
"Don't say hell," hissed Will.
"Hell." Jim ferociously leaned out.
"I've saved up all day. Everyone's asleep so---hell!"
「まるで教会音楽みたいだ」
「ばかだな。カーニバル団が教会音楽なんかやるわけがないじゃないか」
「おい、どなるのはよせよ」とウィルが声をひそめてたしなめた。
「ちぇっ」ジムは、ぐっとからだを乗り出した。
「ぼくは一日じゅう我慢したんだぞ。もうみんな眠っちゃってるんだから、かまうもんか」
アンバー後半シリーズ ISBN:0380809060 【アマゾン】 ようやく読み終る。前半シリーズが「昨日の友は今日の敵」だとすれば、後半シリーズは「昨日の敵は今日の友」。青春、友情って感じ。ゼラズニイは始め後半は3冊だけ書く予定だったとか。そのせいか知らないけど最後2冊は評価が低い。たしかに命を狙ってたやつと仲直りして漫才してたり、反則っぽい設定あったりで緊張感が切れる感じ。でも面白いけど。ロシアのサイトでゼラズニイのほとんどの著作がテキストファイルになってるのを発見!うぉー!これでサンリオ文庫に大枚はたくこともなくなる!とおもったけど、全部ロシア語!ぎゃふん。HTMLソースをみたら英語テキストへのリンクがコメントアウトしてあった。英語であるのはアンバー後半シリーズと、アイオブキャット、それと伝道の書に捧げる薔薇収録の短篇。こっからリンクはっちゃおう。光学読みとりらしく、"There"が "Thcrc"になってたり、"-"と"---"の区別がないので読みにくい。セリフを検索するには訳に立ちそうだけど、読むんだったら本買いましょう。特に注のないものは「伝道の書に捧げる薔薇 ISBN: 【アマゾン】」に収録の短篇。